「メイシーちゃんのおふろ」 みんなの声

「メイシーちゃんのおふろ」の表紙を見て、息子が「これ読んだことがある」と言いました。どうも「メイシーちゃんのプール」と混同したみたいです。

子どもの目にはバスタブがプールに見えてしまうのかな。確かに子ども用のプールのサイズに近いかも。

お風呂に入っているから「帰って」と言われたタルーラが、一緒にお風呂に入ってしまうところがおもしろかったです。なかなかやりますね。子どもらしい無邪気さが出ていると思いました。

図書館で英語版を借りて読みましたが、娘に大受けで、３回（約３ヶ月）も延長した本です！タルーラが、とってもキュート！ドアベルの音が、｢ディン　ドーン｣と鳴ると同時に、娘はもう笑い転げていました。メイシーちゃんのお友達は、どの子も個性があって、かわいいですよね。何十冊も読んだメイシーちゃんの本の中でも、ストーリーそのものが特に楽しかった１冊です。

とりのタルーラがメイシーちゃんのうちにあそびにきます。
お風呂に入るのでメイシーちゃんがことわると、またやってきてとうとう一緒にはいってしまうのがとっても面白いストーリーです。仕掛けはないけど、読んでてほのぼのします。

メイシーちゃんが、いつものお風呂の準備をしているとピンポーンと呼び鈴がなり、ひよこちゃんがやってきますが、一度断ったのに、二度目のピンポーンでは、ひよこちゃんは有無を言わさず家に入ってきてお風呂場に入り、服をぬいで一緒にお風呂にはいってしまうのが大爆笑。読みながら「なんていうひよこだ」と内心思いましたが、たまにはこういうのも面白いですよね。ひよこが呼び鈴をならす音「ピンポーン」は、本文にないアドリブで言ってあげるのですがこれが大喜び。ピンポーンと鳴ると、人が来るんだなと思っているようです。

ハッキリした色使いに、親しみの持てるキャラクター、文章は少ないのに、内容の明るさ楽しさが伝わって来るメイシーちゃんシリーズの1冊です。
2歳の息子が初読した時に、最後のオチで楽しそうに微笑んだのが印象的でした。
ほとんどの絵本に対して、その内容に感情移入したり、絵柄や言葉のリズムに喜ぶ幼児期に、オチの面白さに客観的に反応したのは、この本が初めてのような気がします。

「なるほど〜、おもしろいじゃん、タルーラってば」

子供の絵本に対する読解力の成長をかいま見る良いキッカケとなった絵本です。

最近ちょっとお風呂が苦手だった娘。
入る時には、大騒ぎでした。
メイシーちゃんも入ってるよ〜と言うと、前よりスムーズに入ってくれるようになったと思います。
お話と同じように、お友達と一緒にお風呂は入れるようになったら、もっと楽しくなりそうですが・・・。