「むしゃむしゃ武者」 みんなの声

はらへりはらへりぺこりんこ〜の呪文のような面白い言葉をいいながら
千と千尋のカオナシのようになんでもバクバク食べまくる武者。

なんでこうなっちゃうんだ〜！！と言いつつ
クセになって何度も読んでしまう （＾◇＾）
オチも子どもたちが好きなシチュエーションでここで息子の定番！
何でも真似しちゃって、ワザ？を披露（-｡-；）

このうち武者の顔も真似するのだろうか？少々怖い・・・

最近は「こうなるんでしょ〜」って
絵本の先を読んでしまうことの多い息子ですが
このお話は　そうは問屋が卸してくれませんでした☆
おしまいの方でする　この武者の突拍子もない行動は
私にとっても　息子にとっても　かなり笑劇的！
ウンチ…とか　おなら…とかが大好きなチビッコには
大ウケ間違いなし！の絵本だと思います。
でも　高学年位になった子供たちは
ちよっと引いてしまうかも…
本当は大笑いしたいと思いますけどね〜（笑）
みんなの前では恥ずかしいお話かもしれませんね☆

この主人公、「はらへり　はらへり　ぺこりんこ。　はらへり　はらへり　ぽこりんこ。」としか喋らないのです。
でも、このセリフに、次男が大反応。
ツボにはまったみたいで、笑うこと、笑うこと。
お話自体は、大人が読むと、いったいなんなんだ？という展開で、ちょっと首をひねりたくもなるものなのですが、子どもはそんなこと気にせず、ひとつでもツボにはまるところがあれば、面白いようです。
ちょっと大人に近い中学生の娘は、「ちょっと、なんでこうなるのよ？」と言いながらも、ゲラゲラ笑っていました。
私としては、今ひとつかなと思うのですが、子どもにはとてもウケた絵本です。

作者の藤川さんはこの絵本で、講談社新人賞に選ばれた、新人の絵本作家の方です。
先に第２作目を読んでしまっていたせいもありますが、２作目に比べると、ストーリーにインパクトが足りないような気がします。
でも、イラストはとっても素敵で、一度見たらクセになる面白さを持っていらっしゃいます。
題名なども気が利いていてシャレていたので、読み終わった後の物足りなさといったらありませんでした。
う〜ん、残念。今後に期待します。

　ある日、けんかの国にやってきた武者。何をきかれても「はらへりはらへりぺこりんこ。」「はらへりはらへりぽこりんこ。」としか、言わない。武者は、この国の人も物も食べてしまうが、「ぶうーっ。」とおならを一発すると、食べていた物がすべて、出てくる。武者から出てきた人たちは、それまで、けんかばかりしていたのに、仲良くなって踊り出す。
　子どもは、武者がおならをする場面が大好きです。文章にリズムがあるので、読みやすいです。