世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
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いのちのえほんシリーズ。このシリーズには、いろいろな命のあり方を考えさせてくれる絵本が、たくさん出版されています。 第14作目である子の絵本は、最近いろいろと話題になっている「ADHD」(注意欠陥多動性障害)の子どもこうたが、主人公。 「ADHD」(注意欠陥多動性障害)の子どもの目から見た、心の揺れ動きがとても丁寧に描かれている絵本でした。 それもそのはず、作者は養護学校の先生でした。 こういう絵本を少しでも多くの人に読んでもらいたいな。 蛇足ですが、このさとうとしなお氏とイラストのみやもとただお氏がペアを組んでいる別の作品「たっちゃん ぼくがきらいなの」(たっちゃんはじへいしょう)も、いのちのえほんシリーズから出ていて、お勧めです。
投稿日:2004/04/18
ADHDという言葉は最近よく耳にします。先日もテレビで発達障がいの特集が組まれていました。 私も、子どもに携わる仕事をしている中で、診断はされていなくても、ADHDやアスペルガーなどに似たお子さんに遭遇することがあります。 衝動的で、気が散ってしまい、集中力が散漫になる特性などが絵と文字でよりわかりやすくコウタ君を通して理解することがあります。 はやまわしのビデオのよう・・ 色々な音が全部耳に届いて、感覚過敏になる方も多いとテレビでも言っていましたが、まさに友達の筆箱もロボットみたいなふでばこ表現しています。普通ならそこまでは気にならないあらゆる音が全て気になってしまうのでしょう。 呪文のように繰り返されるオチツケオチツケ カタカナで書かれたこの呪文 わかっているのだけれど、ジュンバンが守れなくてブランコから友達を押してしまう。 ボクハワルイコナンダ コウタもお母さんの辛さも伝わってきました。 ずっと辛かった母の気持ちもADHDですと診断された瞬間に心が少し晴れてきたのが絵を見てもわかります。 淡いブルーで虹がかかったそのページは、診断がついたことでこれからの道が開けたような気持ちもあったのではないかと思いました。 絵本の中でお医者さんがコウタクンのことを 「ブレーキのききにくい車にのっているようなものなんだ」 と表現されています。 算数の苦手な車、音楽の苦手な車、 みんなの苦手を車に例えてあるのがとてもわかりやすいです。 そして、この車を上手にのれば結構すごいらしいと・・ ADHDの特性をコントロールしながら付き合えば大丈夫だと子どもにでもわかりやすい説明がとても心に残りました。 ワルイコジャナインダ 最後の一文、これはきっと私たちに訴えかけているのでしょう。 我慢できない、すぐに手が出る、友達からおもちゃを取り上げる・・ 変わった子! そんな見方をしてしまっている人は多いのでは? 私自身、仕事上でも偏った見方で見ていないか時に振り返る必要があると感じます。 とても勉強になる一冊でした。
投稿日:2017/05/22
ADHDのこうた君の視点で描かれたお話です。 落ち着きがないと思われてしまいがちのADHDの子ども達の姿を、絵本を通して説明してくれます。 ADHD児向けというよりも、全ての子ども・親に読んでほしい絵本だと思いました。 ありのままの人を理解する心、受け止められる優しさを人間として忘れてはならないと感じました。 例え周囲にADHDの子どもが居なくとも、健常児には一度は読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆
投稿日:2008/09/29
ADHDを抱える子とお母さんのお話。 「早回しのビデオみたい」な感覚や、 「ブレーキのききにくい車」など、 想像しやすい表現で書かれているので、 大人にも子供にも読んでもらいたい。 本人や親の育て方のせいではないのに、 無理解が偏見や差別感情を生んでしまいます。 一番苦しいのは当事者なのに。 何もできないかもしれないけど、 わかろうとしていたい、と思います。
投稿日:2007/10/01
ADHDという言葉を耳にしたことありますか? 日本語では、注意欠陥他動性障害と言われています。 言葉や知的な発達の遅れはないのに、注意の集中が困難で、じっとしていられず、衝動をコントロールするのが苦手な子どもを言うそうです。 見た目ではわからないので、周りの子どもだけでなく、親や先生たちでさえ、聞き分けのない子、わがままな子ととらえてしまうことがあるそうです。 この絵本は、そんなこうたの気持ちを、わかりやすく伝え、周りの人たちが、どう接してあげればいいのか、かかれています。 最近よく耳にする虐待にも触れ、親子を孤立させてしまわないように、周りの人の「やさしさ」がよりよい方向へ導くのだということまでかかれています。 夫(実は障害児教育の専門家です)が、子どもたちに読んであげる絵本を探していて、偶然見つけ借りてきたのですが、子どもたちもとても興味を持って聞いていました。 子どもだけでなく、大人にもぜひ読んでほしい絵本です。
投稿日:2004/04/03
発達障がいを熟知した方の作品だけに、ADHDのことを理解するのにうってつけの絵本です。 本人はしてはいけないとわかっているのに、悪い子を演じてしまうこうたくんは本当は辛いのでしょうね。 それとも起こした混乱で、どうして叱られているのか、理解できていないのかも知れません。 繋がらない気持ちと行動が引き起こすパニックの中で仕事をしている自分は、フリーズしてしまいます。 結果的に、改善から逆方向に向かってしまうこともあります。 パニックを起こした利用者さんに対しては、冷静に冷静にと、自分を抑えなければいけないと思います。 「オチツケオチツケ」の言葉が、自分にも響いてくる絵本です。
投稿日:2024/10/26
ADHDという障がいがあることを、なんとなくは知っているが、よくは分からなかった。この絵本に出てくる母子は、自分たちでも訳がわからない苦しみを味わっていた。でも病院に行くことで光が見えた。ブレーキのかかりにくい自動車に乗っている…なるほどと思った。
投稿日:2022/07/27
「オチツケ オチツケ こうたオチツケ」 周りの人が何度も言うから、自分でもとなえているやんちゃなコウタ。でもなぜかやってしまう。仲良くなりたいのに押してしまう。分かっているのに。。。どうして?なんで…そんな風に周りの人を困らせる子が、実は自分でも「ぼくは悪い子なの?」と困っていることが伝わってきます。 診察を受けると、お医者さんは、コウタが乗っているのは、ブレーキをかけるのが苦手な車。と表現します。この表現はとても分かりやすくて、読んでいた息子にも思い当たる子がいたみたいで、「なるほど。だから今練習している。って言って別の部屋に行くのか。」と納得していました。どう伝えていいか分からないことを、絵本はとっても上手に伝えてくれるから、絵本って本当にすごいな。って改めて思いました。
投稿日:2020/08/15
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