色鮮やかなキャラクターを描く三浦太郎さんの絵は、我家で人気です。
それと三浦さんの作品は、自身の経験に基づいた作品であることが多いのも、人気の秘密でしょう。
今回の作品は、2011年1月発刊のもの。
物語は、ぞうさんがりんごの木からりんごを取ろうとするシーンから始まります。
ところが、りんごは、ぞうさんのうえを転がっていきます。
その時のフレーズが、
「りんごが コロコロ コロリンコ」
このフレーズが、繰り返されるのですが、リズミカルなので読みやすいし、子供に心に触れるものだと思います。
ぞうさんの後ろには、きりんさん。
りんごは、今度はきりんさんのうえを転がっていきます。
そのまた後ろのにも、動物がいて、この繰り返しが続きます。
しかも、繰り返しだけでなく、結末も中々のものだと思います。
シンプルな直線的な絵は、鮮やかな色合いと相まって、実に魅力的なもの。
ストーリーも、シンプルそのもので、子供の気にいる要素が盛り沢山の絵本です。
ファーストブックの類にしては大判ですが、2歳位からの読み聞かせにオススメします。