きつねのきんた」 みんなの声

きつねのきんた 作:かこ さとし
絵:いもと ようこ
出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2005年12月
ISBN:9784323038919
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 12
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  • もちろん擬人化して書かれているのですが、切なすぎるお話です。厳しい動物の世界を優しい絵で描かれているからこそ、余計に切なく思いました。
    ずっと以前、初めてこのお話を知った日から、毛皮姿の人や山を開発して造ったゴルフ場を見ると心の何処かで嫌悪感を抱くようになりました。人間が動物に、自然界にしたことに人間の、仏教で言う業を感じます。
    お話の最後のかこさとしさんのメッセージがいいですね。きっとお空では強くて勇気があって子ども好きのお父さんも、花が好きで優しいお母さんも、元気でやんちゃで少し食いしん坊なあんちゃんもお月様と一緒にきんたの成長を見守ってくれているでしょう。私もと思いました。

    投稿日:2023/10/29

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  • 切ないです・・・

    いもとさんの作品ですが、

    加古里子さんのお話をリメイクした絵本です。

    「きんいろきつねのきんたちゃん」というお話です。

    このお話は読んだ後何とも言えない

    気持ちになります。

    切ないです。

    心がキューっとなります。

    子供の頃にお母さんを殺されたきんた。

    思わぬところでお母さんと再会します。

    でもその再会の仕方にまた心が痛みます。

    最後に「きつねのきんた」について

    思いがかかれています。

    そこも含めて読んでほしいです。

    投稿日:2020/11/17

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  • 自然破壊を考え直す

    先に読んだ『きんいろきつねのきんたちゃん』をいもとようこさんの絵で、リメイクした作品ですが、いろいろに考えさせられました。
    『きんいろきつねの…』では、かこさとしさんが絵も描かれていたので、かこさんの思いが、ストレートに伝わってきましたが、この絵本では、いもとようこさんの芸術性を加えて、感動的な物語に高められています。
    感動が問題意識を呼び起こしているようにも思いました。
    さらに後書きに、かこさんの思いが込められていました。
    20年を経て、自然破壊は改善されていないと言うことです。
    さらにこの本が出されて20年を経た今、住みかを失った動物たちの逆襲が始まっているようで、ちょっと怖くも感じました。
    感動的な絵本ですが、常に問題意識をもって受け止めなければいけないと痛感しました。

    投稿日:2017/08/20

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  • いもと先生の優しく温かい絵にいつもい癒されています。
    このお話は、なんとも衝撃的な内容です。

    人間社会に都合の良いように荒らされた自然環境。
    その中で、きんたちゃんのような悲しい思いをしている動物がたくさんいるのだと思います。

    くまのげんちゃんのおとうさんのような優しい森の仲間がいれば、きんたちゃんのように命を落とさなくて済むのでしょうが、本当に多くの動物が、人間の自然を畏れぬ横暴の為命を失ってきたのだと痛感しました。

    1971年に書かれた作品を元に絵本化されたそうですが、巻末のかこ先生のお言葉ではありませんが、本当に何も変わっていない現実。
    絶滅危惧種の増加している現実。
    大人として、恥ずかしい思いでいっぱいです。

    投稿日:2016/01/19

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  • 胸がしめつけられる

    息子は特に感想はありませんでしたので、どう感じたのか分からずじまいでした。
    大人向けかもしれませんが、本当に心に残るお話でした。
    表紙のイメージとは全く違っていました。
    ずっとずっと、この先も残していくべき物語です。かこさとしさんの願いが届くように。

    投稿日:2015/12/09

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  • 人間はむごい

    表紙のあたたかな絵からは想像もつかないような、悲しい現実が描かれていました。
    人間に家族を殺されてしまったきつねのきんたは、優しい森の動物たちに囲まれて暮らしていました。そしてやってきた人間が、森を開発していく。そしておとずれた結果とは…
    人間がしていること、残酷ですね。ずっと言われてきていることなのに、どうしようもないのでしょうか。深く考えさせられました。
    でも、きんたに舞い降りてきた出逢いに、涙しました。

    投稿日:2015/09/16

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  • 高学年向けかな。

    • こてりゅうさん
    • 40代
    • ママ
    • 栃木県
    • 男の子7歳、男の子6歳

    かこさとしさんの本だったので気になって読みました。
    とてもよかったのですが、
    小学2年生には意味がわからなかったようです。
    なぜ人間の首にきつねがいるのかどうか、など。

    もうちょっと大きくなったらもう一度読みたい本です。

    投稿日:2015/09/11

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  • そんな再会は悲しいね〜

    かこさんの絵本で気になり借りてきました。

    人間に親や兄弟を殺されてしまったきんた。
    それだけでも涙が出そうになりますが
    元気よく素直に大きくなっているきんた

    ある時きんたはお母さんと再会します。
    とっても悲しい再会。
    人間のエゴでえりまきになったお母さんきつね

    なんだか本当に深く考えさせられる絵本です。

    投稿日:2014/11/02

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  • きんた

    きんたから家族を奪った人間としてきんたにすまないと思いました。周りの動物達の優しさ、思いやりに温かい気持ちになれました。家族が生きていたら一緒に暮らせたらどんなに幸せなんだと思いました。きんたが崖から雪の谷に飛び降りて女の子と男の子を助けたのに感動しました。毛皮の襟巻きになったかあさんきつねとの再会に涙がでますが、きんたが幸せそうなのでよかったと思いました。おかあさんきつねもきんたを暖かくしてあげれることに喜んでいると思いたいです!

    投稿日:2011/07/09

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  • ごめんね、きんた

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    きつねのきんたには家族がいません。

    だから、くまのお母さんと兄弟と暮らしています。

    くまのお母さんはとっても優しいし、くまの兄弟とも仲良し。

    でも、やっぱり本当のお母さんが恋しいのです。

    最後に、やっと本当のおかあさんと出会えて、お母さんの胸に丸くなって眠っているきんたを見て、胸が熱くなりました。

    本当なら、今までずっとそうやってお母さんと一緒に寝て、起きて、笑っていられたはずなのに、人間の物欲によって、きんたからお母さんを取り上げてしまった。

    ごめんね、きんた。
    おまえ達きつねにだって、大切な家族がいて、平和な生活があるんだよね。

    投稿日:2010/10/01

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