ちいさなとりの横たわる絵で始まるこの絵本。
子供たちがそのとりを見つけたときにはそのとりは
もう死んでしまっていました。
子供たちは、そのとりが死んでしまっていることを
とてもかなしみ、お墓を作ってあげるのです。
死について描かれている絵本はいくつかありますが
この絵本はとても静かに、それも子供たちだけの中で、表現されています。
自然とちいさなとりの死を受け入れ、大事にしてあげる子供達。
それが大袈裟ではなく、とても素直に描かれています。
初めて読んだ時はとても不思議な感じがして、でも心があったかくなる絵本だと思いました。
小さなお子さんには少し難しいかもしれませんが、
一緒に読んで、読んだ後いろんなお話をしてほしいと思います。
生き物を大切にする気持ち、優しい気持ち、普段は話せない
いろんなお話ができるのではないかと思います。