舞台は江戸時代のとある村?という雰囲気。
お話は一人息子の子猫、昆布助中心に描かれています。
コマ割なのに吹き出しはなく、活字と手書き文字の入り交ざった構成が、マンガなのか何なのか、不思議な絵本です。
きれいな色使いで、登場する動物たちの表情もちょっと可笑しくて可愛くもあり、大人も見ていて楽しいです。
7歳の娘には、細部では理解できない箇所があったようですが、お話の大筋(オチは分かりやすいので)はとても楽しめたようです。
巻末に、この本は福音館書店の雑誌「おおきなポケット」に掲載された作品に手を加えたもの…という説明があり、
言われてみれば、この一風変わった構成といい、そんな感じ…と納得しました。