帽子が好きで好きでたまらない「こぶた」が、帽子に関わる体験をとおし大切なことを学ぶお話しです。
くじけないこと、勇気を持つこと、辛抱すること、そして親切になること。先の3つは「こぶた」自身が頑張れば何とかなることでしたが、親切になることは相手のことを思いやらなければなりません。これは「こぶた」にとっては大変なことでした。なぜなら、大切にしている帽子をあげなければならなかったからです。
大人も子供も優しい気持ちになれる絵本です。またタイトルのとおり、帽子がたくさん出てきます。見開きに描かれた120種類の帽子を見るだけでも楽しい絵本です。
さて余談ですが、作者のマーティン・オーボーンは、柿谷パパと同じような経歴の持ち主ってところも要チェックです。