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どうぶつさいばん ライオンのしごと」 みんなの声

どうぶつさいばん ライオンのしごと 作:竹田津 実
絵:あべ 弘士
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2004年08月
ISBN:9784033313603
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,170
みんなの声 総数 44
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  • アカデミック

    獣医師である竹田津さんと、動物園で働いていたあべさんならではの
    アカデミックな絵本だなあって思いました。
    物語でありながら、弱肉強食の世界がどうやってなりたっているのか
    それにはどんな利点(影響?)があるのかということを子どもにも
    わかるように描かれていました。
    私は大人ですけれど、そんなこと、考えたこともなかったのです。
    勉強になりました。
    娘はまだまだ難しい自然界の仕組みについてはそれほど考えること
    もないので、勉強になった、というのではなく、次々と登場する動物達が
    いろんなことを語るのが楽しかったようです。

    投稿日:2014/09/04

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    1
  • 大自然のサイクル

    5年生の読み聞かせに使いました。

    ライオンが獲物を捕らえることは
    もちろんえさにすることが目的だけれど
    実は、広大な草原が健全にまわるために
    隠された、もう一つの意味があった。

    難しそうなそんなテーマを
    わかり易い言葉を使って
    力強い説得力とともに説明しています。

    草原の動物達が、ライオンを被告として裁判をするというていですすめられるおはなしは
    いろんな動物達の気持ちを全て汲み取っていて
    そして、最後には「いい裁判だった」とみんなが思う・・・。

    読み終えた後
    「すごい」と言ってしまいました。
    めぐり合えてよかったと思う、珠玉の一冊です。

    投稿日:2014/07/10

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    1
  • 高学年に読んでみました

    • ネツサママさん
    • 40代
    • ママ
    • 香川県
    • 男の子9歳、男の子7歳

    5年生への読み聞かせで使用。
    動物は毎日楽しく暮らしました、だけではなく生きていくうえで捕食するもの捕食されるものに分かれること。そこには単に命を繋ぐというだけではなくサバンナ全体のバランスを取るという大切な役目を全員で負っていることが分かりやすく描かれていると思います。

    投稿日:2012/11/20

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    1
  • 言葉は難しくないけど、難しいこといってます

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    あべ弘士さんの描く動物たちはどの作品を見ても、とても個性的で印象的です。
    今回の絵本も表紙絵がすごくよかったです。
    裏表紙のサバンナの笑顔も絵の絵に2センチ程被って作られていたのですが、
    この、対峙するヤギとライオンの姿の脇にサバンナの青い空がちょっとだけ見えている。というのは、どんなことを思ってこうされたのかとても気になります。

    作者の竹田津実という方はだれだろうと、作者紹介のところを読んでみました。
    なんと!元・獣医師のかたでした!!しかも「子ぎつねヘレン」の著者でした!!
    なるほど……。
    使っている言葉は難しくはないのですが、
    内容は自然の摂理を解いていて結構難しいことをいっているなと、思いました。
    なので、この作品をお薦めするとしたら小学校高学年以上、中・高生のお子さんたちです。

    投稿日:2012/01/19

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    1
  • 弱肉強食の真実

    • ローサさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    何百年も続いてきたサバンナの日常に、ちょっとした騒動が起こります。ライオンに母を食べられたヌーの子が、裁判を起こしたのです。

    いろいろな弁護人や証人などの発言から、真実は意外な側面から照らしだされていきます。

    読み時間は、10分。サバンナの、名前を初めて聞くような動物がたくさん登場します。

    「厳しい自然の摂理は、実はみんなのしあわせのためだった」と、知ることができました。弱肉強食の映像や写真を見て、その厳しい側面しか見えていなかったので、どこかホッとできる結末に、肩の力が抜け、そうだったんだ・・そうだよね。と、すっきりと納得できました。

    絵本は、侮れないな・・と実感しました。

    理科の学習が始まる3年生にはもちろん、大人の方にもぜひ手に取ってほしい1冊です。

    投稿日:2010/09/06

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    1
  • ライオンの隠された役目

    ライオンは、ただ単純に獲物を襲って食べていただけではなかったのですね。
    知りませんでした。

    ライオンの行為を巡っての裁判は、ライオンの無罪で終了しました。
    だからといって母親を食べられてしまったヌーの悲しみが癒えるわけではないけれど、食物連鎖の関係の中ではしょうがないですね。
    そして、食べることによって動物たちから菌を遠ざけるというライオンの役目は、なくてはならない役目だったのでした。

    投稿日:2023/09/05

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  • いい裁判だった

    レビューがよかったので内容が気になって手にしました。3歳息子、5歳娘は最初は裁判??という感じでしたが、動物好きの二人は証人の話をじっくりと聞き、最後の判決に納得していたようでした。ライオンが、食べてって言っているというのは間違いではなかったようですね。

    投稿日:2022/08/03

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  • うまく成り立っている

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    ライオンのしごとっていうぐらいだから、
    百獣の王として、他の動物のことを守るような内容かと
    想像しながら読んだのですが、
    全く違いました。

    自然ってこういう風にうまく成り立っているんですね。
    子どもよりも夫や私の親のほうが感動し、
    読み終わった後も、
    いろいろ話せました。

    子どもには少し難しい内容かもしれませんが、
    大人になって読み直してもらってもいいので
    こんな本があったことを覚えておいてほしいと思いました。

    投稿日:2020/02/17

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  • 興味深いお話

    ヌーのお母さんを殺したライオンが裁判にかけられます。
     
    判決は納得出来るものでしたが、それに至る理由の部分が、本当かな?と思うような内容でした。
    テレビで見る、野生動物達の狩りは、殺す動物をこういった基準で選んでいるとはあまり思えないし、そんなのばかり選んでいたら、肉食動物は飢えてしまうと思います。
    そして、病気の動物ばかり食べていたら、病気が移りそうですし・・・

    だから本当なのかどうかが凄く気になります。

    でも双方の話を聞き、判決を述べるという形式のお話は、問題の解決を考える姿勢を学ぶという点では、とても勉強になるのではないかと思います。

    投稿日:2019/02/23

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  • すごく勉強になります

    こちらのレビューでみなさんの評価が良かったので、借りてきました。

    とっても夢中になって、9歳長女は聞いていました。ライオンがヌーを食べてしまい、そのヌーが訴え、ライオンが訴えられるお話なんですが、弱肉強食の世界。どうしても草食動物が可哀想になってしまいますが、肉食動物がいるからこそ、病気が流行らなかったり、いいこともあることがわかりました。

    長女も何となくわかったのではないかな?そして裁判というものにも関心を持ったようです。

    投稿日:2017/07/03

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