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どうぶつさいばん ライオンのしごと」 みんなの声

どうぶつさいばん ライオンのしごと 作:竹田津 実
絵:あべ 弘士
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2004年08月
ISBN:9784033313603
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,170
みんなの声 総数 44
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44件見つかりました

  • 草原の動物たちを守る仕事

    タンザニアの草原に、石太鼓が流れ裁判の始まりです。

    おかあさんを殺されたヌーの子、訴えられたのは、ライオンのおかあさ

    んの裁判は、どうなってしまうのか夢中になって読みました。

    動物たちの証言や、モンゴル人の牛飼いの老人の言葉にそうなんだと

    納得してしまう私でした。

    病気の動物を見つけて、誰かが殺してやらないといけないこと、狩はラ

    イオンの仕事なんだと納得してしまいました。

    「親を失くしたメーの気持ちは、みんなでわかってあげましょう。」の

    裁判官の言葉が優しくて良かったです。

    「草原の動物たちを守る仕事」の結びが心満たしてくれました。

    投稿日:2010/07/18

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  • 動物と人間のこの“食への姿勢”の違い

     素晴らしい文・絵の作品だな〜、と思い手に取りました。

     タンザニアが舞台。
     野生の世界で、動物たちは、“生き残るための手段”として「食べる」という行為をしていると安易な思いこみをしていました。
     しかし、そこにはもっと大きな役割りが備わっていました。

     たくさんの証言により、ライオンがヌーを「食べる」ということが、どんな意味を持つのかが、裁判の形式で明らかになっていきます。

     ライオンが食べることにより、草食動物は数が一定に保たれ、よって、草原がまもられる。
     ライオンが食べる動物は、弱い、力のないもの。
     つまりそれは、病気に罹っている動物も多く、ライオンが食べることで、群れは、伝染による全滅を免れるのです。

     マサイの村の牛の死に関する証言を読み、ドキリとしました。
     モンゴルでは、オオカミを全部は殺さないのだという証言には、オオカミの役割を理解している人もいるのだと改めて知りました。
     
     自然の摂理によって、生きている動物たちと人間のこの“食への姿勢”の違い。
     人間が、足るを知らず命を奪って来た動物の、なんと多いことでしょう。
     食卓にのぼっているものが、きちんと全て口へ運ばれているとはいえません。
     裁かれるべきは、人間かもしれません。

     自然界の中で、人間も生かされているのだということを忘れていると思いました。

     人間の手によって、歪められ破壊されて来たもののなんて多いことでしょう。
     その手は、動物界にまで及んでいることでしょう。
     謙虚な気持ちで、考え直さなくてはと教えられた一冊です。

     息子が4年生の時に読みました。
     中学年くらいからが、問題意識を持って読めるのではないでしょうか。

    投稿日:2010/04/25

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  • 納得

    群れで暮らす動物達を守るための「ライオンの仕事」。
    医師が居ない自然界での「ライオンの役割」に納得しました。
    7歳の息子に理解できるかどうかと迷いましたが、
    「いいお話だね」と言って、毎日「読んで」と持ってきました。

    投稿日:2009/11/13

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  • 自然界の微妙なバランス

    親を殺されたヌーの子どもと、ヌーを食べたライオンの裁判のお話。
    いろんな動物の証言が出てきます。
    7歳の息子には、内容的に少しむずかしかったかな。
    読んでいる私のほうが、なるほど〜の納得でした。
    自然界は、微妙なバランスで成り立っているというのが実によくわかる。
    ヌーを食べるライオン。それだけ考えると見かけは悪者ですが、ライオンにはライオンの役割がちゃんとある。
    自然を破壊すること、無造作に操作することがどれほど影響を与えるのか、がよくわかる絵本です。小学3、4年生むきではないでしょうか?

    投稿日:2009/09/12

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  • 自然の摂理

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    広い広い大地で、動物たちが集まって、
    ルーのお母さんを食べたライオンの裁判を始めます。
    動物たちは冷静に淡々と意見を述べていきます。
    それぞれの言い分はもっともで、
    結論は、「ライオンは自然界を守るために狩りをする、よって無罪。
    しかし、お母さんを食べられたルーの子供の気持ちはわかってあげましょう。」優しさ溢れる名裁判官でした。
    そして、動物たちは口々に「いい裁判だった。」と納得していました。
    妙に腑に落ちたすっきりした気分になりました。

    自然界の掟に従って生きている動物たちは、
    それぞれが役割を担っているのですね。
    自然の壮大さを感じました。
    そんなことも、岩の上のいちじくの木はお見通し…。
    あべ弘士さんの挿絵が、動物や大地の様子を
    素晴らしく描いていて、親子で感じ入りました。

    もっとお兄さんになったら、じっくり読んでほしい本です。

    投稿日:2009/02/04

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  • 大自然の摂理

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    動物裁判だなんて発想が面白いなと思い読んでみました。
    裁判官も弁護士も出てきて本格的です。
    訴えたのは、おかあさんをライオンに殺されたヌーの子供
    被告は勿論、ライオンです。
    ライオンは『ヌーが殺してくれと言ったから殺したんだ』と
    主張します。
    始めは、そんなわけないと思って読んでいましたが、
    読み進むうち大自然の摂理がわかってきて、なるほど〜と
    考えさせられました。
    小さなお子さんには少し難しい言葉もでてくるので小学校の高学年の方にお薦めです。

    投稿日:2008/04/19

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  • 生命のいとなみ

    動物の裁判。タイトルだけ聞くと、ちょっと難しそうに感じるのですが、読んでいくと野生の動物たちのサイクルが自然にわかる絵本でした。

    草食動物を食べる肉食動物には、自然界で病気を広めないために弱った草食動物を食べているということとか・・・

    子どもたちも、今までは食べられてかわいそうという気持ちだけが強かったと思うのですが、生命のサイクルのあることや、悪い病気が広まらないようにする一つの手段でもあるということがちょっとでもわかってくれたかな〜と思います。

    いろいろなことをいろいろな角度から見ることも必要だということを改めて考えさせられるとともに、子どもたちにもあらゆる角度からいろいろなことを考える大切さを教えていかなければいけないな〜とこの絵本から思いました。

    投稿日:2008/04/05

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  • 絵がいいの!内容もいいの!

    • ダリモさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子10歳、男の子8歳、男の子5歳

    まずは、絵に目が釘付けになります。
    タンザニアの風景はすばらしく!
    動物達が、力強く描かれています。
    弱肉強食の世界でありながら、
    ライオンがヌーの母親を食べたことから、
    動物達が、裁判をして、ライオンを裁きます。
    裁判官も、弁護士も証人もいるの。
    もちろん皆、動物達がやるのです。
    最初は、ヌーの子どもが母を殺された!とライオンを
    指差し言うのです。
    同情や私の子どもも食べられた!私の仲間も食べられた!
    と、言われるライオンですが、
    裁判が進むうちに・・・・
    最後は「いい裁判だった!いい裁判だった!」と
    動物達が帰っていきます。
    さて、どんな判決が?!
    ちょっと、教訓めいていますが、絵が素敵なので、
    話に入りやすく、子ども達も、
    よく内容を理解していました。

    投稿日:2007/07/15

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  • なんか、納得

    • ねーねーさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子10歳

    こんな考え方もあるんだ〜と思いつつでもいい絵本だなと率直に思った。

    他の動物を食べてしまうライオンをつるし上げる裁判の話かと思い読み進めた。
    食べる側vs食べられる側
    殺されて食べられてしまう側のインパラの証言のあたりから、ん?風向きが変わりそうな気配
    ライオンのしている狩はどんな意味を持っているのか。
    自分達が生きていくためということはもちろん、他にも自然の流れを守るためにしていた行動とは思いもよらなかった。
    生きていくためにそれぞれの動物が抱えている思い。強いもの、弱いもの。みんな自然の中の一つ一つで、無駄に死んでいく命は無いのだと思えた。
    ライオンに出された判決は?

    これは実際にもあることなんだろうか?絵本用に作られた話?
    創られた話だとしても妙に納得させられる内容だった。

    投稿日:2007/02/20

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  • 野生の動物が生き抜くのに無駄はない

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子13歳、女の子12歳

    おかあさんを殺されたヌーの子が、ライオンのお母さんを訴え、裁判が始まります。

    「だってころしてほしい。たべてくれーと、あのヌーがいったんだもの。」
    はっ?そんなばかなって思いました。

    でも、その中であきらかにされるのは、自然の摂理。なぜ殺すのか、なぜ殺されなければならないのか。
    私たちの常識を超える理由がそこにはありました。
    ああ、そうだったのか。
    みんなにも知ってほしいな。

    投稿日:2007/01/13

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