切なくて、悲しくて、ほっとして、暖かくて…
大人でもすっかり感情移入して、ほろりとしてしまうような絵本です。
自分が子供だったころも、母が出かけてしまうと、まさに「よるくま」のような気持ちになったのを覚えています。
これを読むと、それを思い出します。
切なくて、悲しくて、怖くて…
でもお母さんが帰ってくると、顔がぱぁっと明るくなって、途端に安心して、気持ちが緩んで…
抱きしめられると心底安心したものです。
子供にとって「お母さん」ってそれくらい大きな存在なんですよね。
3歳の子供でも、よるくまの心細さが伝わるようで、
「おかあさんいないね…」と、悲しそうな、か細い声で言います。
寝る前にこの絵本を読むと、子供の寝顔が一層愛しくて、抱きしめたくなります。
大切な気持ちに気づかせてくれる絵本です。