息子の出産祝いに、働くお母さん仲間の友人からプレゼントしてもらいました。
まずは、よるくまのキュートなお顔に一目ぼれ。
自分の気持ちをよるくまに託して、あれこれ話し続ける男の子が愛おしく、
よるくまのお母さんを一途に想う気持ちが切なく、
流れ星に祈った願いが叶えられる場面に、ちょっと感動すら覚え、
よるくまのお母さんと、男の子のお母さんの声が重なる「おやすみ」というラストに、いつまでも余韻が消えず・・・
大好きな絵本になりました。
息子が大きくなったら読んであげよう、と思いつつ、
早く読んであげたくて待てず、
まだよく分からないであろう赤ちゃんの頃から読んでいました。
だから、この絵本が、私にとって最初の読み聞かせ絵本です。
職場復帰してからは、
よるくまのお母さんの気持ちが実感として分かるようになりました。
お迎えに行き、息子を抱っこしながら帰るとき
「あぁ、あったかい。おまえはあったかいねぇ」とよるくまのフレーズを呟いていました。
よるくまがお母さんを想うように、
いいえ、それよりもずっと、
いつもいつもあなたのことを想っているよ。
そう想いながら読み聞かせていました。
仕事を辞めてからも、日常に追われてイライラしてしまいがちなとき
子どもへの想いを再確認できる、大切な絵本です。
息子達も、この頃の酒井駒子さんの絵が大好きで、
お話も暗唱するほど気に入っていました。
体温の暖かさを知る、全てのお母さんとお子さんにおすすめです。