一日がどんなに忙しくても、子どもをしかっていらいらしていても、この本を読むと、心が静まるというか、やさしくなれるというか、今日一日の神経のとがりはいったい何?と反省させられます。
よるくまのお母さんさがしを一生懸命に手伝う男の子のやさしさ。純粋で尊敬してしまいます。よるくまの流す涙の色、本当に悲しくて寂しい気持ちでいっぱいの黒なんですね。涙で、真っ黒になったところに流れ星!お母さんが見つかるシーンは、読んでて涙が出そうになります。
私も仕事をしているのですが、保育園に息子を迎えにいって抱っこするときが、いつも新鮮で、母親でよかったなあって思う瞬間なんです。四六時中いっしょにいられない分、いっしょにいられる時間を充分に愛情を注がなければと、本に教えられます。