切ないような、温かいような、不思議な気持ちになる絵本です。
目が覚めると、お母さんはいない。
よるくまは寂しくて泣くけれど、実はお母さんはお仕事に行っていたんですね。
実世界でもこういう親子は少なくないでしょう。
これだけだとしんみりしてしまうお話だけど、くまのお母さんがとても元気で明るく、そして愛情深いのに救われます。
子供は深い意味までは理解できないようですが、夜に訪ねてくるくま、釣り上げられる流れ星など、表面的な所だけでも心惹かれる要素がたくさんあったようで気に入っていました。
よるくまのお母さんは勿論、男の子の話をきちんと聞いてあげているお母さんも素敵。
母として、見習う所がいっぱいだなぁと思いました。