うんこがテーマの絵本もそれなりに読んできましたが、かなりインパクトがあったのが、この一冊です。
いきなり表紙に誰もいない、和式水洗便所が、リアルに描かれているところもかなり奇異に感じたのですが、中身もそれに負けていません。
うんちを毎日観察するということは、健康管理の観点から考えた場合、かなり有効なことなのですが、その観察する人物が、健康管理には、全くまだ興味があるとは思われない小さな男の子であるところが、意表をついていて面白いところです。
この絵本のうんちは、食べたものがそのまま如実に現れていて、なかなか圧巻です。なんだか、どこかからにおいまで漂ってきそうな、そんな錯覚に陥ってしまいました。
そして、私も子供のオムツを替えていた頃、離乳食に与えたほうれん草を食べると緑色の便が出ることなどに、新鮮な驚きがあったことを思い出しました。
親子で読みながら、笑ったり、感心したり、思わず、
「うーん」
と唸ってしまった絵本です。