本を読んだ後に感想を聞くというのは、かえって読書の楽しみを奪ってしまうのではないか。読後は自分の思いを心の中で噛みしめるのが読書の楽しみでは。と思っていましたが、フィンランドメソッドの本を読んで考え方が変わりました。
受け身の授業が多い日本の教育では、自分の考えを発表する機会が少なく、表現力や発想力が身につき辛いそうです。
実際この読書日記を始めた当初は感想を聞いても「良かった」としか言えなかった息子が、30冊を超えた今では自分の考えを沢山話してくれるようになりました。
「読書イコールお勉強」という図式が出来上がってしまうのではと懸念していましたが、相変わらず本は大好きですし、シールを貼るのもとても楽しいよう。
シールは子供の大好物なので、読書があまり好きでないお子さんもシールに釣られて本を手に取るモチベーションが上がるかもしれません。
100冊の課題図書の中には、普段自分では選ばないような絵本も入っていて、幅広いジャンルを読むきっかけになります。
1つ難点を挙げるならば、リストに書かれた対象年齢が微妙なこと。
「おおきなかぶ」が1年生からで「おしいれのぼうけん」が3歳からだったりするのは疑問です。