「おだんごぱん」と並んで、懐かしい気持ちがよみがえる「3びきのくま」の絵本。「おだんごぱん」はジンジャーブレッドマン、「3びきのくま」は3匹のくまと金髪の女の子のお話として、両者ともの米国では日本の桃太郎のように絵本として読むより、語り(ストーリーテリング)として扱われるほどよく知られたお話です。
うちには、トルストイのものと、ポール・ガルドン絵のものと2冊あります。ポール・ガルドンの絵本の方が、米国のストーリーテリングの展開とぴったり合うので(決まり文句も同じ)、こちらの方をよく読みます。と言っても、娘の大のお気に入りなので、ほぼ毎晩…。指遊びのできる歌を作ったので、この歌は必ず「3匹のくま」を読む前に歌います。
大きい、中ぐらい、小さいという大きさの概念が学べること、子供に馴染みの深いお話という理由で、よくプレスクールや幼稚園(年長)の新学期(秋)の授業に使われる作品です。
パパくまさん、ママくまさん、ちびくまさんが、サイズの違うおわんやおさじ、椅子やベッドを備えた森のおうちで仲よく暮らす光景に家族っていいな〜と再確認します。金髪の女の子のいたずらぶりも、ほほえましいです。