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3びきのくま」 みんなの声

3びきのくま 作:L・N・トルストイ
絵:バスネツォフ
訳:小笠原 豊樹
出版社:福音館書店
税込価格:\1,210
発行日:1962年05月
ISBN:9784834000061
評価スコア 4.27
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みんなの声 総数 96
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96件見つかりました

  • いかにもロシアらしくて

    • リンダおばさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子14歳、男の子11歳、男の子5歳

    小さい頃、大好きだった本。
    我が家の子供たちも大好き。

    ミハイル・イワノヴィッチはいかにもミハイル・イワノヴィッチだし、
    ナスターシャ・ペトローブナはいかにもナスターシャ・ペトローブナ。
    ミシュートカはなんとも可愛いロシアのちびっこ。

    森の植物や家のしつらえなどの描写も民族色豊かです。
    単純なお話を単純なまま伝えているので意外にも本文は16Pだけです。
    よけいな脚色のないところが昔話として最高級。

    私はナスターシャ・ペトローブナのセリフを読むとき、
    思わずなるべく気高く上品な声にしようとしてしまいます。
    なんでだろ?

    投稿日:2009/10/19

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  • それぞれのくまさん

    おぼえてます。このおはなし。なんだかとても覚えています。子供の頃、好きだったのか、何度も何度もよみました。
    ひきこまれます。ドキドキと、あたまに浮かんでくる画・・・
    おとうさんくまさんと、おかあさんくまさんにはドキドキ・・・、でもちいさいくまさんには親近感をもっていた覚えがあります。ちびくまさんのならいいじゃん・・・ってね。
    今思うと、簡単なおはなしなのに・・・とも思いますが、長い間愛される魅力十分ですよ。自分の中に自分のくまさん達が残っていくと思います。そんなおはなしって、素敵ですよね。

    投稿日:2009/09/21

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  • 自我をテーマにしたお話

     『3びきのくま』とは、5・6歳の頃から芽生え始める自我の確認をテーマにしたお話です。それは、くまの描かれ方が、大(お父さんくま)・中(お母さんくま)・小(子くま)と大きさを分けて描かれていること、それぞれの父と母と子の持ち物が専用のものとして使われていることからも、うかがえます。
     そして、自我が芽生え始めたときに同時に出てくる物事に対する疑いの部分を、キャンディという少女が登場することでうまく表されています。
     絵本の中では、子くまは素直に、キャンディはいかにもずる賢そうに描かれており、キャンディがくま一家の中のものをどれが自分にあてはまるか試しながら確認していくことが、まさにキャンディが子くまのかわりに家の中での自分の存在を確認している行為に当たります。キャンディが今後現れないことが、子くまが自分の存在確認が終わったこと、即ち子供たちに芽生えた自我の確認が済んだことを意味します。
     息子が5・6歳になったらぜひ読んでやりたい一冊です。

    投稿日:2009/04/22

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  • やっぱりね!

    • りじりさん
    • 30代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子3歳、男の子1歳

    トルストイの素朴な絵がいいですね。
    それに3びきのくまにちゃんと名前がある。その名前がロシアっぽい名前でいいんです。こどもはやっぱり、すぐ名前を覚えて、自分のお父さん、お母さん、自分にその名前をつけて、しばらく呼んでました。保育園でもその名前を急に言ったりして、先生を驚かせていました。

    投稿日:2009/02/20

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  • 怖かったみたい…残念…

    • さわこさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子4歳、女の子0歳

    昔から伝わるお話は、できるだけ読んであげたいと思っている私。
    娘の好きな「つんつくせんせい」の本に、これに似たお話があったので、是非読んであげたいと思っていました。
    3びきのくまの絵本はたくさんでているのですが、レトロな感じにひかれて、この絵本を読んでみました。

    お父さんぐま、お母さんぐま、くまの子の家に女の子が入ってしまうお話。
    そして、最後にはくまに見つかってしまいます。

    1度娘に読んであげ、次に読もうとすると、断られてしまいました。
    理由を聞くと「怖い…」ということです。
    ちょっと絵も怖かったのか?
    最後の部分が怖かったみたいです。
    くまの名前も難しくて、覚えられなかったようで。
    せっかくのお話でしたが、娘には合わなかったようです。

    発行日を見ると、1962年。
    私も生まれていないときから伝わっているお話。
    ちょっと娘には合わなかったのかもしれませんが、こういう名作をしっかりと残しておくことは大切だと思いました。
    もう少し、大きくなったら、また読んであげたいです。

    投稿日:2009/02/18

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  • 単調

    女の子が3匹のくまの家に勝手に入り、スープを飲んだりするお話です。

    女の子の行動と同時に、物の大きさの説明についての文章が淡々と書かれているので、なんだか深入りして読む事が出来る絵本ではないなぁと感じました。
    あまりにも単調すぎて、面白みが無かったです。

    人それぞれなので一概に良いとは言えませんが、単調な話が好きな方にはオススメの絵本だと思います。

    投稿日:2009/01/08

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  • 子供も私も大好き

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子8歳、男の子6歳

    数冊図書館から借りてきた絵本の中で、まっさきに読んでと持ってきたのがこの絵本。
    この3びきのくまは、いろんな人が書いていますが、わたしはやはりこれ。
    緑の表紙が印象的で、絵も可愛すぎず、でも味がある。
    私もこんなおうちに迷い込んだら・・・考えただけでわくわくドキドキ。
    いつ読んでも面白くて、童心にかえってしまうお話です。
    子供もきっと、絵本の中に入り込んで、一番ちいさないすにすわり・・・と楽しんでいるようです。
    そして、私は何度も読み聞かせをねだられ、読んでいるのか見ているのか、自分でも見ていました。
    そのうち買おうね。

    投稿日:2008/11/26

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  • 名作が元作、息子は傑作

    1962年発行で2008年で92刷となる有名作品ですが、初めて読む機会を得ました。

    きっかけは、たかどのほうこさんの“つんつくせんせいとつんつまえんのくま”を読んだところ、この絵本になぞらえていると知り、元作を読みたいと思ったからです。

    (92刷にあたり版を新しくし、原作を撮影したフィルムを使用したとあり、全体的に暗い色使いのわりにすごく明るく綺麗な印象を受けました。)

    ロシア民話であり、登場するクマの名前はミハイル・イワノビッチやナスターシャ・ペシローブナにミシュートカと、長くて発音しにくい名前の上に、落語の“じゅげむ”のように繰り返し出てくるので、3回目あたりで意味もなく笑えてきてしまいました。

    息子は、3びきのクマの家に入り込んだ女の子が、ミシュートカのイスを壊してしまうところでツボに入ったようでゲラゲラ笑い出し、“つんつくせんせい”と一緒という見方をしていましたが(こちらが元だからねと説明して)、家の中の異変に気づいた3びきのクマが順番に「だれだ、わたしの…を……したのは!」と叫ぶあたりでは、抱腹絶倒し半ば呼吸困難の様相でした。

    しかし最後の、女の子が追いかけられる場面は少し怖かったのか、身を半分隠して聞いていました。
    そして“おいつけませんでした”という終わりでホッとした様子。
    僕は、古典の作品に多い唐突な終り方が気になり、“めでたしめでたし”じゃ可笑しいけど、“はい、おしまい”とか“とっぴんぱらりのぷう”みたいなもので、ロシア的な終わりの挨拶が欲しかったかなと感じました。
    内容的には短いお話しですが、何度読んでも読み飽きない感じが名作の所以なんだなとも感じました。

    投稿日:2008/09/06

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  • パパの名前と似てるけど

    「3びきのくま」のお話は、いろいろな出版社から出ていますが、私は福音館書店のこの本が1番好きです。ロシアの他の絵本と同様に、何と言っても絵が素晴らしく、それだけでも惹かれるのですが、ロシア語の長い名前がなぜか子どもたちの心も引き付けるようですね。我が家では、パパのフルネームも、似通った名前なので(!)聞きなれているせいか、娘もそれほど違和感なく発音もできるのですが、実際に読み聞かせてみると、難しい名前を1度では覚えられないようで、「ミハイル・イワノビッチって、どのくま?」、「お父さんのくまだよ」と、一々言い直さなければならなず、そうかといって、「おとうさんぐま、おかあさんぐま、こぐま」と替えてしまうと、この物語のおもしろさも半減してしまうと思い、「ミハイル・イワノビッチとうさん、ナスターシャ・ペトローブナかあさん、ミシュートカぼうや」と読むことにしました。
    このお話を初めて読んだとき、「3びきのくまは、おんなのこに おいつけませんでした。おしまい」と、読み終えた瞬間、娘は「えっ?」とだけ言って、声を出さずに口を押さえて笑いました。「おもしろかった?」と聞くと、今度はわざとらしいくらい大きな声で「あっはっはっは」と笑うので、わけもなくこちらまで可笑しくなって、2人で大笑いしたのを思い出します。

    投稿日:2008/08/03

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  • 咬みそう!

    息子にそろそろ昔話を・・・と思って借りた絵本です。
    三びきのくまのお話は私も小さい頃、読んでなんとなく覚えていましたが、これを読んでみると、ずいぶん違うお話でした。

    3びきのくまにはそれぞれ名前があるのですが、それがロシアらしい、独特の名前で、何度も咬みそうになりましたが、何度も読むうちに次第になれ、それが逆に快感になりました。

    息子は女の子がやること全てに「ダメだよね!」「いけないよ!」と怒っていました。
    大きなくまのセリフを大きく太い声で、中くらいのくまのセリフを普通の声で、小さなクマのセリフを小さく細い声で言うと、子供はとても喜んでいました。

    投稿日:2008/06/18

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