「くまのこミンのふゆじたく」 みんなの声

寒いはずの冬なのに　なぜか心はほんわりホカホカあったかくなりました。特に毛糸どろぼーの犯人がわかったときなんてほわほわな気持ちになりますね。娘も　編み物を真似したり　シチューを用意してくれたりとしっかりミンちゃんのファンになってしまったようです。

『ふゆじたく』。今では衣替えと暖房器具を出すくらいがせいぜいでしょうか？
　この絵本ではくまの兄弟が大変なはずの「ふゆじたく」を楽しそうにやっています。一生懸命働いた後のシチューのおいしそうなこと。楽しさ、しあわせ、おもいやり・・・やさしい文とかわいらしい絵からあたたかさが伝わってきます。

あいかわらずすてきなくまのこのお家。
娘はこの赤い三角屋根のおうちに憧れているようです。
最初の数ページ、くまのこの紹介が同じ口調なのも子供にはホッとするのか「持ってるのと同じだね｣「ここは早く読めちゃうよ｣なんて言いながら、読みはじめます。
途中絵が真っ暗になって子供はドキドキ。
次のページへの期待を十分膨らませてくれます。
子供の大好きな要素がいっぱい詰まっていて、細かい所まで丁寧に書かれた可愛らしい挿絵、大人でも楽しめてしまう。
私はこの本を娘達といっしょに読む時間がとても好きです。

兄弟が役割を分担しながら、寒い冬に備える。
ピュウピュウ北風が吹く日に、子供とコタツにでも入って読みたい一冊。ミンがお兄ちゃんたちのセーターを編んでいると、端からほどけて、その先は・・・
もすぐ四歳になる娘は、「りすさんたちもみんなあったかでよかったね」と感想を言っていました。内容もさることながら、かわいい絵と色使いには、ホッとさせられる絵本です。