1940年生まれということは、戦中生まれですなんですね。
幼少期を高知県で過ごされたということですから、まさにこの作品はその頃の思い出でしょうね。
迫力ある「とべバッタ」で征三さんに出会い、中学年で読む作品を探していて征彦さんの「じょごくのそうべえ」を手に取り、お二人が兄弟であることに気づきました。
双子だったんですねぇ〜。
お二人とも絵の才能に長けていらしたとは、素晴らしい。
大学時代から関西と東京に離れ、独自の活動をしていらしたようですが、征彦さんは京都で有機農法を行われ、征三さんは東京でチャボを飼い畑を耕していらっしゃる現在は、まさにこの作品に描かれている幼少期の力強い陽光に見守られ、自然環境すべてが遊び場だった原体験によるものでしょうか。
それぞれ筆分けをし、ご自分を描かれているのも楽しいですね。
ご兄弟で共作できるってホント素敵ですね。
井上陽水の「少年時代」が、頭の中で流れています。
大人の方もご自分の少年期を追体験できる、ノスタルジックな作品です。