「おじいちゃんの木」 みんなの声

こざるのモンちゃんが自転車をこいで『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行く』お話しです。

♪おじいちゃんの　おじいちゃんの　おじいちゃんにあいに
　いくんだよ♪

モンちゃんの単純な台詞とであう動物の『そんなに長生きしないよ』との掛け合いにドキドキしながら
モンちゃんは一体誰に会うんだろう？と想像しながら聞くのが楽しいようです。

そのモンちゃんが会ったものは・・・
命や思い出ってこうして続くんだよね・・いいなぁ・・と
ほんわかさせられる素敵なお話でした。

村上康成さんの絵がまたほんわかさをより高めているような気がします。

とても素敵なおはなしでした。こどもに読んでいておもわず涙がほろり…。「なんでママ泣いてるの？」大切な人をなくす経験をしていないこどもたちには実感がないですよね。でも、いつかきっとこころの支えになる本だと思います。

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんにあいにいくんだよ。

こざるのモンちゃんは、自転車をこぎながら歌います。
みなに、「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんなんているもんか、そんなにながいきするもんか」と笑われながら、着いた場所とは？

ぼくのこどものこどものこどもがね。いつかあいにくるんだよ。

壮大な夢が、すてきです。
いのちのつながりを思います。

こざるのモンちゃんが「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行く」と自転車をこいで歌っていると、その歌を聴いた動物たちに「そんなに長生きしない」とからかわれてしまいます。私も、そんなにおサルは長生きするのかなと思ったけれど、そんなわけはないなぁ〜と思いました。
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんとは、その人が植えた木の事でした。
その木に挨拶に来るモンちゃんは、本当にいい子だと思います。その木も大事にされているんだと感じました。子供にも誰かが植えた木や花を大事にする気持ちを持ってもらいたいと思いました。

１年生のクラスで読みました。
「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」なんて？？という表情で聞いてくれました。
でも、その歌を気に入ってくれて、一緒に歌ってくれました♪

モンちゃんのお父さん、お母さんは素晴らしいです。
ちゃんと、モンちゃんに木のおななしをしてあげているのだから。
こうやって、命が繋がっていることを知っているモンちゃんは、
きっといいお父さんになって、また木のおはなしを子どもにしてあげることでしょう。
そして、その子はまた歌いながら、木に会いに行くのでしょうね。

子どもたちは、曾おばあちゃん２人と会っていますが、あまりに小さくて覚えていないようです。
でも、わが家にかざっている娘の描いた絵を見ては、「この絵を、曾おばあちゃんが、
『これがなんだかわからないけど、とても上手に描けていることはわかるよ』と言ってくれたんだよ」
とはなしています。

こざるのモンちゃんは自転車をこぎながら歌を歌っています。
♪おじいちゃんの　おじいちゃんの　おじいちゃんに
　あいに　いくんだよ♪
それを聞いた動物達がからかいます。
「そんなに長生きするもんか。」

でも、モンちゃんは気にしない。
モンちゃんが会いに行ったものは？
おじいちゃんの、おじいちゃんの、おじいちゃんが、
植えた木でした。

モンちゃんが会いに行ったのは、先祖に触れることが出来る場所でした。
それって、私達にとても大切な場所。
そういう場所があるっていうことは素敵なことですよね。
明日、私達もお盆を控えて、お墓掃除に行ってきます。
娘にも自然とご先祖さんに触れる機会を持てるようにしていきたいと思っています。

だから、モンちゃんてスゴイ！と思います。

嬉しそうに自作？の鼻歌を歌いながら自転車をこぐ、
こざるのモンちゃんが とっても可愛いです♪
この鼻歌の楽譜がついていれば、もっと良かったのに！

おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんに会いに行くって
どういうことだろうと思いながら読み進めていったのですが…
なるほど、そういうことだったんですねぇ。
そうやって、祖先の思い出に触れられる場所があるのって
本当に素敵なことだと思います。
私の祖父母は二人とも他界していますが、祖父母の住んでいた家に
今は叔母と従妹が住んでいて、お邪魔すると懐かしい品々に出会えて
いろいろな思い出や思いに触れ、本当に懐かしい気持ちでいっぱいになります。
嬉しくてたまらない気持ちがいっぱいに溢れているモンちゃん、
とっても可愛いです♪

「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行く」と言って自転車をこぐおさるのモンちゃん。
みんなから「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんなんているもんか。そんなに長生きするもんか」と言われます。
しかしもんちゃんは気にすることなく、歌をうたいながら進んでいきます。
結末はほのぼのほんわか素敵なお話でした。

イラストは村上康成さんです。
言葉のリズムのテンポも良く、よけいなことが何も描いてないシンプルなイラストが子供心を惹きつけるようでした。
自転車に乗ったサルの男の子が、
「おじいちゃんの　おじいちゃんの　おじいちゃんに　あいに　いくんだよ」と、歌いながら出かけていった先は、そのサルの子のおじいちゃんの、おじいちゃんの、おじいちゃんが昔植えた一本の木でした。
難しいことは何も分からないと思いますが、一年前に曾祖母（ひいおばあちゃん）を亡くしたばかりの我が家の子供たちには、何か感ずるものがあったらしく、私が勝手につけたリズムで、「おじいちゃんの、おじいちゃんの、おじいちゃんに会いに行くんだよ〜」と、しばらく歌っていました。