「ひみつ」 みんなの声

マフラーをして、ランドセルを背負ったウサギの子。
でもなんか不安そうなさびしそうな顔をしているこの
「ひみつ」の表紙。
何なに？みんなに秘密にしてるってこと？と読んでみました。

うさぎのアレックスは、友達やクラスのみんながこそこそと
話していることに気がついてしまいます。
「なんの話をしてるの？」って聞いても、みんなは
「アレックスには言えないよ。ひみつだもの」って。

先生に言ったら、「誰でも小さなひみつを持ってるものよ。
ひみつなんだからペラペラしゃべるわけにはいかないでしょ？」と
言われてしまいます。

街の人も、友達も、お母さんも、みんな「ぐる」なんだ！
ボクだけ仲間はずれにされているんだ！

アレックスの不安な気持ちがわかるのか、子供達は黙ってます。
先を知らない私もなんかドキドキ。

ラストに来たときに「ホッ」としちゃいました。
なるほどね〜、だからひみつなんだね。

うちの子たちにコレやったら、泣くだろうな〜早い段階で（笑

３歳の子供と読みました。

「主人公以外のみんなが何かを秘密にしており主人公は落ち込んでしまうが、実は誕生日のサプライズパーティーでした」というお話です。

大人が読んでいると何となく結論は初めからわかってしまうのですが、３歳児にはそこまでの予想はできなかったようで、読んでいる途中はとても心配そうに話を聞いていました。
最後まで読んでホッとしたみたいです。

イラストはいかにも「外国の絵本」といった感じでした。

主人公はうさぎのアレックス。
ラストで みんながこそこそ話していたのが自分のお誕生日の
サプライズパーティーのことだったと判明するまで、
周りの人に対して疑心暗鬼になっているのが可哀相でした。
アレックスの不安に揺れ動く気持ち、よく伝わってきました。

秘密にするなら「なにか隠してるのかな？」と気付かれないよう
完璧にして欲しかったけど、子供にそこまで求めるのは無理かな！？
うちの娘たちは母の日に２階でこっそりプレゼントを手作りしてくれてましたが
私が全く気付かなかったほど、内緒にするのが上手でしたよ〜♪
どうやって３歳の末娘に「内緒」を教えたのでしょうか？

ヤッパリひ・み・つって言葉には、大人も子供も弱いんではないでしょうか？ついつい手にしてしまいます。お話を読んでみると、うーん前に読んだような気がする、あっ「ノンタン」シリーズだ！！と子供たち。そうだ、そうだと思い出して見ました。内容はノンタンのお誕生日より、長い言い回し、少し大きくなってから読む絵本かなと思いました。でも最後の文、”プレゼントの中身は僕だけのひみつ！”と占めてくれたのが好きかな、でした。

あまりにありがちなストーリーだったので、前に読んだことのある本かと思ってしまいた。
要するに、主人公の子の誕生日を、お友達や家族みんながこっそり祝おうと、びっくりパーティーの準備を計画しているのですが、主人公がのけ者されているんじゃないかといぶかしんで悲しい思いをするという話でした。
最後には、びっくりパーティと気づいて喜ぶんだけど、悲しんでいる家庭がかわいそうで、子供たちにも、私にも、もう一つウケが悪かったです。
アラン・シッシュのイラストが良かったので、評価は「普通」にしておきました。