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三月ひなのつき」 みんなの声

三月ひなのつき 作:石井 桃子
絵:朝倉 摂
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1963年
ISBN:9784834000184
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,639
みんなの声 総数 7
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  • 少し古いけれど、やさしいおはなし

    • 佐保姫さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子3歳

    戦争直後くらいに生まれた女の子が主人公なので、おひなさまが「七千五百円」で「たか〜い」と言うなどちょっと古い感じがするエピソードがでてきます。

    でも、空襲で焼けてしまったおひなさまを母親が大切に思っている心と、主人公がだんだんその気持ちを理解し、思いやりをもって母親を見るようになる過程が心を温めてくれます。

    父親のいない家庭ですが、母子家庭独特のやさしさを感じられます。それは、少し冷たい風の中、日差しが暖かくなってくる今と温度が似ています。そういう意味でもお雛さまの時期にふさわしいお話と思いました。

    投稿日:2005/02/27

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  • 子供に伝えたい大切なこと

    自分が幼い頃持っていたお雛様と同じくらい特別なものを、娘にも与えてあげたいと願うお母さんの気持ちには共感を覚えます。でも、それと同時に「安っぽい金ぴかのお雛様でも欲しい」というよし子の気持ちも痛いほどよく分かります。よし子が泣きながら本音を告げた時、妥協してスーパーのお雛様を買うのでもなく、無下に突っ撥ねるのでもなく、一緒にきちんとしたお雛様を見に行こうと提案出来るお母さんの姿勢に心打たれました。子供扱いはせず、対等の立場に立って話をする。自分もそのような事が出来る親になりたいものです。
    新しい物や使い捨ての物が溢れている今の時代に、大切なことを思い出させてくれる一冊です。

    投稿日:2016/03/14

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  • おひなさま

    亡くなった母親が、孫の為に7段飾りのおひなさまを買ってくれたのがとても懐かしく思いました。精一杯奮発して買ってくれたと思うと改めて胸があつくなりました。親子の夫々の思いが伝わってきて、父親のいない娘をとても大切に育てているし、お互いを思いやる優しさも伝わってきました。もう今年は、孫たちとおこしものを2回つくりましたが、またもう一回つくりたくなりました。とても優しい気持ちになれる絵本でした。

    投稿日:2015/02/28

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  • 母と娘の気持ち

    文章は長いのですが、優しい文体で、すらすらと読めます。三月三日におひなさまがほしい娘の気持ち、買ってやりたいけど、既製品ではなく心の籠もったものをおくりたいお母さんの気持ち。じんわりとみんなの気持ちが伝わってきました。最近では高価なものから安価で品質が低下したもの、さまざまな「もの」があふれています。物を買うのも簡単になりました。このように、ひとつのものを買うときに母の気持ち、娘の気持ちが入り組んで一緒に解決していく姿はみかけないかもしれないなとおもいました。すぐに物を買うのではなく、互いにどんなきもちでいるのか確認し合うことがたいせつです。古い本ですがなくならないでほしい。

    投稿日:2014/02/25

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  • 物語

    母と娘の、雛人形をめぐる物語です。
    これほどまでに想いを込めて、雛人形を選ぶとは・・・
    戦争や夫の死を乗り越えてきたお母さんは、どれほど強い人なのだろうと思いました。
    長い物語なので、高学年くらいからがオススメです。

    投稿日:2013/02/18

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  • 親子のつながり

    ひな祭りの時期になるたびに気になっていた本です。

    図書館でも書店でも見かける機会がありませんでした。図書館で予約して手に入れたら読まれていないほどのきれいさでした。

    作者は石井桃子なのですが、子どもだけで選ぶとなかなか手に取られなくなっている本かもしれませんね。

    おかあさんが、なぜおひなさまを買ってくれないのかが非常に丁寧に書かれていると思います。おかあさん自身のおひなさまに対する思い、規格品では満足できないという気持ちがとても伝わってきました。

    今は物が豊かになっていますが、おひなさまを選ぶのにこれほどの思いはないと思います。

    戦後の日本の生活も垣間見えますし、親子のつながりの密接さを感じました。

    投稿日:2010/02/25

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  • おばあちゃんがこどもだった頃

    1963年刊行の本だから、2世代前の3月のお話です。
    その頃の社会を思い出せるのも、それなりの年をとったからでしょうか。
    まだ、戦争を引きずり、社会が復興していく時代でした。
    高価なひな飾りは、空襲で焼けてしまいました。
    復員して結婚した父は、3月3日に亡くなって、母娘の二人暮らしになりました。
    3月3日は、祝と悲しみの日になりした。
    このお話のキーになるのは、ひな人形です。
    お母さんと娘よし子の思い描くひな人形の違いは、明らかに世代の違いでした。
    昭和のホームドラマのように終わるこのお話ですが、令和の子どもはどう考えるのだろうと考えつつ読みました。
    このお話の道徳観を押しつけてはいけないけれど、描かれている家族観は失いたくないものだと思います。

    投稿日:2024/03/05

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