借り物の古いこどものともで読みましたが、嬉しいことにハードカバーで発売されていたんですね!
夏休みをおじいちゃんのうちで過ごすあきらくん一家のお話です。
おじいちゃんは田舎で畑を作りながら一人暮らしの様子。
なんとも味のあるおじいちゃんで、夜中にあきら少年は数回 おじいちゃんに起こされます。
「よるがへそをなめにくるさけぇはらまきしろよ」
こういったくだりが何回かあり、娘はその度に大笑い。
けれど、
そんな一見コミカルに描かれているおじいちゃんの姿に、哀愁があったり、心の深ーいところで無言のうちに交わされているおじいちゃんと孫との絆を読みとることが出来るのです。
花火、スイカの種飛ばし、親戚が集まっての食事…ほのぼのとした田舎の夏の風景。
最後に裏表紙をとじたところまで、じっくり味わいのある一冊です。
この本の放つメッセージ…幼い子供にもしっかりと伝わっています!!
初めてであったときから1年経った今でも 娘のお気に入りの一冊になっています。
今から夏休みに入る前に、幼稚園や小学校低学年のお話し会向けにだんぜんお薦めしたいです!!