ブルーナのお話には、大切なことがいっぱい散りばめられていますよね。文章も短く、お話もいたってシンプルに思えても。自然の恵みの大切さ、労働の大切さ、手作りの大切さ、家族の和の大切さ・・・。この本は、畑を耕し、にんじんを育てるお話ですが、娘も畑でたくさんの野菜を育てているので、このお話は今でもよく読んでいます。自分で育てると、好き嫌いもなくなり、今年は、ズッキーニやいんげんも初収穫の後に、誰よりもたくさん食べました!ブルーナは、こういった日常生活の中で、何気ないテーマを通して、子どもに興味の芽を育ててくれる作者です。野菜嫌いのお子さんにも、ぜひ読ませてあげてほしい1冊です。