中国の「幽明録」というほんのお話を、
途中から瀬名さん流に発展させたのが、この作品なのだとか。
正直言って、瀬名さんの幾つかの作品をだいぶ前に読んで
必要以上におどろおどろしい感じがしたり
ナンセンス絵本とは違った、単なる無意味なストーリーに思えて
それからというもの、ずっと瀬名作品を食わず嫌いだった私ですが、
偏見など持たない娘たちが図書館で借りた数冊がとても面白くて
瀬名ワールドにハマりつつある昨今です。
この作品に出てくるのは、まぬけな幽霊。
最後はちょっと可哀相な終わり方のような気もします。
この夏、小2の長女が町内の盆踊りのポスターを描くのにあたり
絵の具ではなくて「ちぎり絵」で挑戦しました。
途中、何度も上手く表現できずに苦戦していたのを見かねて、
「せな けいこさんの作品が ちぎり絵で出来てるよ」と助け舟を出すと
長女は せなさんの作品を何度も見てヒントを得ていたようです。
一度 きり絵にも挑戦してみると、また違った視点でせな作品を
楽しめるかもしれないですねっ♪