新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ

森のなかへ」 みんなの声

森のなかへ 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:灰島 かり
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年07月
ISBN:9784566007819
評価スコア 4.48
評価ランキング 10,685
みんなの声 総数 26
「森のなかへ」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

26件見つかりました

  • アンソニー・ブラウンの世界が堪能できます

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    「すきですゴリラ」「どうぶつえん」で2度もケイト・グリーナウェイ賞を受賞しているアンソニー・ブラウンは、我家で人気の絵本作家の一人です。
    人気の秘密は、その隠絵。
    この作品も、じっと目を凝らしてみると、次から次へと隠絵が登場します。

    朝起きたらパパが居ないくて、ママに聞いても何時帰ってくるのか分からないという寂しい朝食のシーンから始まります。
    光と影、アンソニーの得意とするワンシーンです。
    ぼくは、次の日おばあちゃんへの見舞いのケーキを届けるように頼まれます。
    そして、行ってはいけないと言われた近道の森の中を通るのです。

    森の中は、モノクロの世界。
    ぼくだけがカラーで描かれています。
    最初に出会うのは牛を連れた男の子。
    これは、ジャックと豆の木。
    絵には、豆の木と大男の足とこん棒が見え隠れしています。
    次に出会うのは、金髪の女の子。
    背景には、3匹のくまとくまの家が木の間に覗いています。
    次は、焚き火にあたっている兄と妹。
    これは、ヘンゼルとグレーテル。
    遠くにお菓子の家、周りには斧、パンくずを食べてしまった鳥達がいます。
    最後は、赤いコートが掛かっています。
    これは、赤ずきんでしょうか?
    オオカミが後ろで覗いています。
    ぼくは、赤いコートを着て走り出すのですが、シンデレラ、眠れる森の美女、長靴を履いたネコを想像させるものが散りばめられていて、ペローへの敬意の表れなのかと思ってしまいました。

    モノクロの森を抜けると、カラーの世界。
    何と言っても、最後のページのママの笑顔が最高に素敵です。
    モノクロの森は、ぼくの深層心理なのか、とても不思議な展開です。
    昔話を読み込んだ位の年齢になると、きっと楽しめる作品だと思います。
    アンソニー・ブラウンのファンには、たまらない一冊です。

    投稿日:2011/03/12

    参考になりました
    感謝
    0
  • おとぎ話がかくれんぼ

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳

    わぁ何?
    モノクロの森の中にぼくだけカラー…
    表紙もなかなか興味深かったけど、1ページ開くと付箋紙のような
    紙に書かれた「パパかえってきて」のメッセージ。
    物語の始まりは真夜中の雷。
    ちょっと、いやかなり不気味さをかもし出したオープニング。

    朝起きたらパパがいなくなっていた。ママは無表情のまま
    パパがどこへいったかわからないと言う。
    ママのいいつけで病気のおばあちゃんを見舞う事に。

    どのページも陰鬱な雰囲気のままいよいよモノクロの森へ突入。

    森の中は童話をモチーフにした隠し絵の要素がふんだんにあり、
    「旅の絵本」を彷彿とさせます。(かなり雰囲気は違いますけど…)
    アンソニー・ブラウンのデッサン力素晴らしいですね。
    見返せば見返すほど、隠し絵が見つかります。これは楽しい。

    後半、おばあちゃんやパパ、ママがページ一杯の笑顔で現れますが、
    あまりホッとするような笑顔に見えないのは私だけ?

    投稿日:2010/07/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 不思議です

    パパが大好きな少年が、ママに森の中を通っては駄目って言われている

    のに近道である森の中を通っておばあちゃんのお見舞いに出かけます。

    昔読んだ絵本が何冊もかくれんぼしてるみたいな絵本です。

    途中の誘惑にも負けないで、無事におばあちゃんの家に到着したのが

    不思議です。

    やっぱり、ドキドキしてどうなってしまうのかが魅力の絵本ですが、

    結末にパパも登場してハッピーエンドで満足な私です。

    白黒が不気味さを強調して怖い感じが充分演出でしてました。

    投稿日:2010/02/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • アンソニー・ブラウンさん

    アンソニー・ブラウンさんの作品だったのでこの絵本を選びました。モノトーンとカラフルな場面の使い分けが上手だなと思いました。主人公がお父さんも御婆ちゃんも大好きな気持ちが伝わってくる描き方が良かったです。不安な気持ちになるところの描写も極上でした。お母さんの作ったケーキが美味しそうなので食べたくなりました。

    投稿日:2010/02/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • 読者を翻弄

    息子がアンソニー・ブラウンが好きです。

    森の中だけは白黒だったり、「パパかえってきて」といろんなところに貼ってあったり、森の中に鹿のシルエットがあったりと、いかにもアンソニー・プラウンらしい絵本だと思いました。

    パパが失踪?疑惑もありますが、森の中では「ジャックと豆の木」「赤ずきん」などを彷彿とさせる場面があって、あれ?と思わせます。

    とても不思議なお話なんです。

    ちょっと怖いお話かしら?なんて思いましたが、そんなことはなかったです。

    読者を良い意味で翻弄してくれると思います。

    投稿日:2009/06/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • なんかふしぎな話と思いました

    アンソニー・ブラウンの本がすきなのでかりてきました。

    パパがどうしていなくなっちゃったんだろうと思いました。

    森の中がふしぎでした。白黒だからです。

    ぼくが赤いコートをきたら、赤ずきんちゃんみたいと思いました。赤いフードがついているからです。

    ぼくもケーキをたべたいと思いました。とてもおいしそうでした。

    ぼくがパパにあえてよかったなあと思いました。

    なんかふしぎな話と思いました。

    投稿日:2009/06/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 遊び心いっぱい

    イギリス絵本作家のアンソニーブラウンさんの作品。
    家族愛いっぱいの作品が多いですね。

    お話の始まりは、
    「朝起きると突然お父さんがいなくなっていて、
    お母さんはお父さんがいつ帰るかわからない」というくだりから始まります。
    なんでいないの??
    いなくなったってなんで??
    と、まさか・・・・
    と良くない方向で考えてしまいましたが、
    まったくそんなことなかったです(笑)

    この絵本の面白さは、森の中ででてくる有名なお話の絵探しかなあ。

    息子は、これ○○みたい!
    と言ったりして楽しんでいました。

    そして1つを発見すると、
    もしかしてこれもそうじゃないだろうかと疑いたくなっちゃって、
    木の形も何かの顔になっていないだろうかあ?
    など、一生懸命探してしまいました。
    (でも実際にあまり探せなかった我が家です(><))

    でもこういった遊び心の入っている絵本は、息子君大好きです。

    モノトーンで描かれているせいか、
    森の雰囲気が、どんどん奥深くなっていくようで、
    そういった画力にまさに見入る作品の1冊ではないかと思いました。

    投稿日:2008/03/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 隠し絵絵本の金字塔

    『おんぶはこりごり』で「この作者、イカすなぁ!」と心に残ったのですが、この作品で底力を見たというか、本当にすごいなぁ!と感心しました。

    いきなりお父さんが帰ってこないで寂しい。お母さんは呆けている。寂しいからあちこちに帰ってきてと書いた紙を貼りまくる男の子。
    話だけでショッキングなのに、おつかいで森へというのも違和感だし、いきなりのモノクロに私たちもスッと別世界。
    すごい!絵と文だけで。
    隠し絵があると知らなかったけれど、とにかく木の形が変。
    なんでだろうとよく見ていると……です。『もりのかくれんぼう』を連想したでしょうか。
    娘もすぐ夢中に。朝の忙しい時間まで取り出して絵探しするほど。
    それでも親子合わせて全部探しきれていないように思います。
    そしてラストの輝かんばかりのお母さんに、あぁアンソニー・ブラウンだなぁとクスッ。

    娘は読後、あんなに必死で探し聞いていたにも関らず、一人で動けなくなり、楽しい気分になる別の本をリクエスト。
    このどこか空恐ろしい森は、童話やファンタジーのもつ本来の姿ではないでしょうか。とにかく秀逸作品です。

    投稿日:2008/01/29

    参考になりました
    感謝
    0
  • 不思議さがたまらない

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    色のない森のなかに一人の男の子が入っていく。なんとも不安に包まれた風景が描かれた表紙にひかれてしまいました。

    森のなかで現れるこどもたちが、知っているおとぎ話の登場人物に似ているところ、作者のアイデアが光ります。これらのこどもたちと男の子との出会いが何を暗示しているのか、一つ一つ考えていくと、男の子の気持ちが推測できそうです。ただ読み通すだけではない、この本の奥深さを感じます。

    男の子が森のなかを歩き続けるだけで話は終わりません。ご安心を。行き着く場所、帰り着く場所があることにほっと安堵しました。

    投稿日:2008/01/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • 不思議な森の世界へ

     家族皆が大好きなアンソニー・ブラウンのお話です。

     朝起きると突然父親がいなくなっていて、母親にいつ帰るのか分からないと言われます。おばあちゃんへのお見舞いを頼まれ、一度も入ったことのない森を抜けていきます。
     不安でいっぱいの少年の心と同じようにモノクロの森の中へ。いろんな子に会うのですが、それもモノクロだし、「うん?これはもしかして…」と、想像力をかきたてられながら、少年と同じ緊張感にこちらもドキドキです。

     最後のお母さんの顔が全く違っているのにびっくりでした。

    投稿日:2007/11/26

    参考になりました
    感謝
    0

26件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / くれよんのくろくん / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / くだもの / 3びきのかわいいオオカミ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(26人)

絵本の評価(4.48)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット