「よるくま クリスマスのまえのよる」 みんなの声

ママにいっぱい叱られて、悪い子だからサンタさんがこないかもしれないと心配なぼく。
そんなぼくにそっと寄り添うよるくま。

「悪い子にはサンタさんが来ないよ」ついつい言ってしまいそうなこの言葉。
娘がサンタさんからプレゼントがもらえると知ったのはまだ最近の事なので使ってませんが、これからは気をつけよう。

私が最初にこの作品を読んだのは「月刊ＭＯＥ」に掲載された時でした。
当時は子どももおらず（というか結婚もしていなかった）、多分さらっと読んだだけだったと思うので、すっかり忘れていました。

実家に帰った時に「ＭＯＥ」９９年１２月号をひっぱりだしてみました。
サイズが違う事もあり、絵本と構成がちょっと違っていたんですね。

ママにいっぱいしかられたから、サンタさんがこないかもしれないと不安に思うぼく。
サンタさんを知らないよるくまに、自分が代わりにサンタさんになって何かプレゼントしてあげようとする優しいぼく。
おかあさんに抱っこしてもらうよるくまをみて「よるくまはまだちいさいからいっぱいだっこしてもらえていいな」とつぶやくぼく。
いじらしくてとってもかわいいです。
「悪い子にはサンタさんこないかもよ〜」という脅し文句、ついつい使ってしまいそうになるのですが、子供はこんな不安な気持ちなのか・・・と思うと反省してしまいます。

お話としては、「よるくま」よりも少し難しい印象です。
ぼくの小さい頃の回想シーンのような部分があるので、そのあたりが少し難しいかな。
大人は読むととってもジーンとします。
でも、息子は難しいなんて感じることなく、十分楽しんでいるようです。

ラストにベッドに眠るぼくのところに、プレゼントを置く手が描かれています。
これは恐らくお母さんの手で、少し大きいお子さんで「サンタさんは誰？」と考えるようなお年頃だとちょっとひっかかるかもしれません。
そこは大人がうまく誤魔化して下さい（笑）
もちろん3歳の息子はそんなところに疑問をもつことなく、「ぷれぜんともらえてよかったね〜」とよろこんでいます。

優しくてかわいくてとても心温まるよるくまシリーズ。
もっと他のシリーズも出てくれるとうれしいなぁ。

ほんわか素敵な雰囲気のお話。
子供にもおススメですが、きれいな絵と、お話の作りが、大人がみても楽しめる絵本だと思います。

いい子にはサンタクロースがやって来るクリスマスの夜。
だけど、男の子は、ぼくにはサンタさんは来ないかも…と落ち込んでしまうシーンに心がきゅんとしちゃいました。

クリスマスの前に買い、クリスマスに向けて読み聞かせました。絵がとても可愛くて、特にツリーのシーンは抱きしめたくなります。ただストーリー的には最後がちょっと難しいようで、娘の反応はいまいち。子ども向けというよりも大人がじーんと来てしまう話かも知れません。同じシリーズなのに何故こんなに大きさが違うの？と思ったら、出版社が違うのですね。でもどちらも素敵な装丁です。

いい子にしていないと、クリスマスのプレゼントは届かないよ･･･なんだか心配になってきました。そこにやってきたのが、お友だちのよるくま君。かわいいマフラーをして登場です。クリスマスを知らないよるくま君に、優しい気持ちをプレゼント。そして、いっしょに楽しい世界へと旅立ちます。
サンタさんがくるか少し不安になる子どもの気持ちが、よく伝わってきます。愛されて育っている子どものまっすぐな心が、きっと、こんな素敵な世界を見せてくれるのでしょう。さて、男のところに届いたプレゼントは、いったいなんでしょうか。

この本、本当に大好きでクリスマス前後は毎日のように読んでいます。それでも、私は飽きず。子供にも「よるくま読む？」と聞くと、何度も読んでいるのにうなずきます。
子供は、たぶん絵が可愛くて好きなのだろうと思います。
絵本のタイトルを読むと、漢字で書かれている酒井駒子という作者の名前まで覚えてしまいました。

ファンタジー映画の一幕のように始まるこの絵本。
わるい子のところには、サンタさんやってこないのかなーと心配で眠れない主人公の所へ、かわいいよるくまがやってきて始まります。そしてツリーに飾られたひこうきにのって、みんなが眠ってしまった夜の町へ。
よるくまにも主人公にも、抱きしめてくれるお母さんが待っていてくれます。とってもあったかいお話です。

絵本の表表紙にも裏表紙にも、かわいいツリーの飾りのデザインがあって、娘はこれが気にいっている様子。
よるくまがもらった、おうちとちいさなイエスさま、そしてひこうきを指さします。自分にはどれがほしいの？と聞くと、プレゼントの箱と、長靴の飾り。また来年のクリスマスが楽しみになる絵本です。

よるくまが本当にかわいい。主人公の男の子の心と一緒に本の中を旅して、最後はお母さんの優しく語り掛ける文章になる場面展開が素晴らしい。懐かしくて優しい気持ちいっぱいになります。

「ぼく　よるくまに　サンタさんして　あげようか」という言葉が新鮮でした。サンタさんする、なんておもしろい発想です。サンタさんが動詞になってしまいました。

よるくま、という響きが気持ちいいです。夢と現実が混ざったようなお話なので、寝る前にぴったりの絵本だと思います。

サンタさんのプレゼントはうれしいけれど、ママにだっこされるのが一番うれしいことなんだなと思いました

酒井駒子さんの絵が大好きです。クリスマスといえばこの本を思い出すくらい大好きな絵本です。わるいこにはサンタさんはこない？という男の子のかわいい悩みもよるくまのあたたかいところも全て好きです。あとやさしいおかあさん？のささやきも。温かな気持ちになれます。やっぱり大好きです。

お友達からクリスマスプレゼントに頂いた絵本です。
２歳半の息子には、ちょっと難しいかも？？と言われたのですが、
そこの息子さんも大好きな絵本ということで選んでくれたそうです。

確かに、２歳では難しいかな？･･･と思うところもあったのですが、
主役が男の子で、『わるいこにはサンタさんこないんだ』と言うフレーズに、
自分を重ねられたのか毎晩何度も読まされています。

男の子にプレゼントするといい絵本かもしれません♪