2007年のスウェーデンの作品。
作者のマリア・ヨンソンが、初めて文と絵の両方を手掛けた作品で、既に続編も2冊が刊行されています。
2010年にオッティリア・アーデルボリ賞を受賞しています。
この賞は、スウェーデンの絵本作家オッティリア・アーデルボリ氏を讃え、2000年から2年に一度、児童書のイラストレーターを対象に授与されているものです。
物語の主人公のアストリッドは、ハエ。
兄弟は、何と44匹。
そんな大家族のベットが沢山あるから、結構笑えます。
アストリッドの家の中を巡る冒険が続くのですが、身近な場所だけに親しみを持って見ることができるはず。
秀逸なのは、サラミを食べ過ぎて眠ってしまったシーン。
これに懲りて、緑の物を食べるようになったなんてコメントは、食育にも役立ちそうな話です。
何と言ってもキャクターの切れ味が良いので、日本でもヒットする予感を感じさせる作品です。
続編2作の邦訳が、待ち遠しく、久しぶりにオススメできる外国のシリーズに出会えました。
幼稚園位の年齢の読み聞かせに、オススメします。