「かみのカミわざ」と評したのは作者です。
赤い紙、白い紙、それらを組み合わせたり、折ったり、切ったり、伸ばしたり。
それでいて、臨場感いっぱいの運動会の光景が広がります。
入場行進、組体操、ダンス、大玉転がし、応援合戦・・・。
シンプルな工作なのに、見事なイメージが広がります。
ちょうど小学校の運動会の後だったこともあり、
おはなし会に集まった子どもたちも興味津々。
運動会の光景を思い出しながら楽しんでくれていたようでした。
簡単な工作という点もポイントが高いですね。
巻末に作り方も掲載されています。
これは嬉しいです。
でも、紙のピラミッドは理屈では簡単そうですが、
この形でバランスを取るのは難しいと思います。
だからこその、造形の美しさです。
家においていたら、やはりワクワクするのか、
我が家の高校生も手にとって見入っていました。