「メリークリスマス おつきさま」 みんなの声

クリスマスに願い事を手紙に書いて飛ばしたネズミのお話。
落ち着いた感じで、ドキドキやワクワクという感じではなく、淡々と淡々とお話が進んでいく感じです。登場人物（物？！）みんなが善意に満ちています。大人向きな感じもするかな…

温かみのある絵に心がほんわかします。プレゼント一つ届けるにもなかなか大変なんですね。マヤは光を届けてくれたのはお月様ではなく、サンタさんだと気付いていないようですが、そこがこの本の可愛らしい所ですよね。

ねずみのマヤがお月様に投げた手紙がなぜかサンタさんの家に着きました。サンタさんはマヤのために月まで行っちゃうなんてなんて優しいんでしょう！！マヤの家の入り口が小さくて、星に手伝ってもらうというストーリーもかわいかったです。

おつきさまや星をモチーフにした作品が多いアンドレ・ダーハンのクリスマス・ストーリー。
のねずみのマヤは、おつきさまの明るい光を少し分けてほしいと願うのです。
そんなお手紙をおつきさまに目掛けて飛ばすのですが、
なんとサンタクロースが受け取るのです。
かくして、サンタクロースたちの尽力もあり、マヤの願いは叶います。
幻想的なダーハンの絵が、ストーリーの雰囲気にぴったりです。
その光の美しいこと。
マヤのお礼も素敵です。
それぞれの心の交流が、温かい気持ちにさせてくれました。