ずっと気になっていた、ツペラツペラさんの1冊。
2歳半の息子にやっと図書館で借りました。
かなり凝っていて、私の好みです♪
まずは、目をひくのは、あまり見ない版型なことと、
白と黒のツートーンで描かれたシンプルな蛇の絵の表紙。
普通の絵本にはなかなかないかなり横長な形で、蛇を表すのに最適なんでしょう。
でも、印刷に結構お金がかかりそう。
そして、表紙の地が白で、見返しが黒。かなりお洒落。
そしてイラストもかわいい感じではなく、ちょっと怖い感じすらする、
まったく媚びてない絵本です。
まあ、蛇がいろいろなものを飲み込んでいくシンプルなストーリーなのですが、
最初の見開きは白地に真っ黒の蛇、
次の見開きが黒地に白い蛇、飲み込んだものはカラーという構成の繰り返し。
このカラーで描かれたものが、手が込んだ表現でステキです。
最初、1ページの半分くらいの大きさしかなかった蛇は、
次第に大きなものを飲み込むようになり、
最後には見開きいっぱい使われ、大きく表現されます。
山とか太陽を飲み込むのがダイナミックです。
黒と、黒に限りなく近いグレーが使われているのが、またイイ。
好きな人にはたまらない。
息子は結構気に入ったようです。
すぐに何を飲み込んだか覚えてしまい、前もって教えてくれました。