たこの8ちゃんが昼寝をしていると、どこかの誰かが言いました。
「昼寝ばかりしていないで、でかけた、でかけた。」
「どうして、でかけなきゃいけないの?」
「いいことがあるからさ。」
その言葉に元気づけられ、歌を口ずさみながら出かけていく8ちゃん。そして、力比べをするのですが…
力比べをしたところで、いい事なんて起こらないと、8ちゃんの期待は裏切られるのですが、ふと違う見方を知ると、また新しいものが見えてくることを教えてくれます。次から次に広がる世界は、予想もつかない世界です。ユーモアたっぷりで、自由に描いている世界ですが、じっくり味わうととてつもなく広がる世界の中に導かれたような気がしました。
それにしても、二人の個性溢れる作家さんのタッグは、奇想天外。読み手それぞれの年代で、違う楽しみを見出すことができると思います。