「ハグくまさん」 みんなの声

３歳２ヶ月の息子に図書館で借りました。

絵がとてもかわいい。
北の国ならではの色使いに、シンプルな絵。

とにかくすべて抱っこ。
そんなハグくまさんにとてもいやされます。
木も大切にしているのも、いいですね。
ハグくまさんの抱っこの仕方と目の表情がとてもかわいい。
抱かれている動物は、かなりびっくりした目をしているんですけれどね。
こんなクマさんに抱っこされてみたい。

内容に合わせて何度も息子を抱っこして読みました。
彼も嬉しそうでした。そして私も。

大きなクマに、突然「ハグ」されたら、人間は驚いてしまいますよね。
穏やかで優しいクマさんからのハグが、人間にとっては「攻撃」となってしまうのですから・・・
結局、クマさんの優しさが人間に伝わることは無かったのですが、木は守られたので、終わりよければ全てよし、なのでしょうか。

訳された落合さんが紹介されていたので、読みたくなりました。

幼い時は抱きつきたいと思ったら、親にでも兄弟にでも遠慮なく寄っていけましたが、大きくなるにつれてできなくなります。
でも、誰だってぬくもりを感じたいと思っていると思います。
しかし大人になって、知らない人にいきなり抱きつくわけにもいきませんが。

ハグくまさんのハグの仕方が、なんとも気持ちよさそうで、白い小さな目から幸福感が伝わってきます。
ハグされている方はどきっとしている表情なのがおもしろいです。

そんな優しい心根のハグくまさんが、初めて敵意を感じる存在ができます。
しかし、優しいハグくまさんは危害を加える事ができません。

たとえきらいな相手でも、愛情のあるハグができるハグくまさん。
みんなが、こんな優しさがあれば、戦争は起こらないだろう。
読み終わって心が温かくなりました。

邦訳は落合恵子さんでした。（クレヨンハウス主催者）
副題に「人生を希望に飼えるニコラスの絵本」とあります。
小難しいことを書いてありますが、内容は繰り返しが多く、小さなお子さんでも読みやすい「聞きやすい」お話だともいました。
はっきりした色や線がいいです。
これなら遠目も利くので、小学校などの読み聞かせにもお薦めできます。
難しいことは言っていないのですが、最後のシーンを理解するには、やはり少々年齢が高い方がいいかもしれません。
個人的には小学校3年生以上中学生や高校生のお子さんたちに読んでみたいです。

特に熊が好きな人にはお薦めします。ハグくまさんの抱きしめ方にはいろいろ（その相手のサイズにもよるので）あって、読み返して比べてみると、なかなか面白いですよ。

ハグが大好きなクマさん。
みんなそんなクマさんにビックリ！
あんな大きなクマさんに突然ハグされたらビックリしちゃいますよね。

何とか森の木を守ろうとするハグクマさん。
体だけが大きいんじゃない。
心に大きな愛がある。
だからこそ守れるものがある。

読んだ後、私も息子にハグしたくなりました。

なんて幸せそうな表情をしながら、ハグするくまさんでしょう・・・
自分よりも大きなヘラジカさんや小さなトリさんまでハグしまくりますが、中でも大好きなのが森の木というのです

ヒグマに相当するぐらいの大きなくまさんだと思いますが、何よりもハグする時の目が優しいです
その熊さんが豹変するのは森の木を切る人間を見たときです

ハグくまさんのような忍耐と優しさがあったら、世界中が幸せになるんでしょうね
とっても癒されました

「ハグくま」なんて、かわいらしいネーミングですよね。

ハグくまさんには、誰かに会うと抱きしめたくなる癖（習性？）がありました。
ある日、大好きな木を切り倒しに来た人間に対して、困ったハグくまさんが
したこととは・・・？

きっと全ての問題を解決してくれるのは、ハグくまさんのような
優しい気持ち、そして相手を思う、思いやりの心なのでは？と思います。

これを読むと心がとても優しくなれますね。
子どもだけではなく、大人にも是非読んで欲しい一冊です。

表紙のくまさんが木にハグしていて幸せそうな顔がとても印象に残りま

した。でも実際にくまさんにハグされたらと思う恐怖感に脅えてしまう

私ですが、くまさんの優しさを充分に感じられました。

ハグって相手だけでなくハグする方も満足感で幸せになれると思いまし

た。

ハグくまさんに抱きつかれて他の動物たちが怖がっている姿が面白かったそうです。ハグくまさんはハグをしたいのに、他のみんなはそんな感じじゃないっていうお互いの心のずれが絵に表れていて、見ていて面白かったです。