山の迫力ある絵が印象的な扉絵の絵本。
やぎくん、はりねずみくん、ぞうくんで山登りをするお話です。
ポレポレとはスワヒリ語でゆっくりという意味だそう。
全体的には素敵な絵本だと思います。扉絵の山の絵、動物たちのキャラもかわいいですし、絵も細かい所まで凝ってます。山登りのつらさや、みんなで協力して登るところ、山登りの達成感どれもよく表現されてると思います。
ただ、最後のあたりのシーンで、ぞうくん、やぎくん、はりねずみくんのうち、やぎくんがスープを作るのですが、スープをの香りにつられてみんなもやってきます。で、次のページに行くと、「一緒に食べよう」や、「みんなでご飯にしよう」などの記載もなく、みんなで食べていて、そこに至るまでになんか一言欲しかったなぁ・・。
やぎくんが、コック帽を探して、リュックの中の物を出すシーンでは、本当に呟きながら出してるようなセリフ。だからすこしまとまりなく感じてしまう。。
でも、山登りの楽しそうなところは存分に伝わるし、にぎやかで、登ってみたいと思わせてくれる作品。