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ある日、モリーおばさんのところに太ったうさぎがやってきます。うさぎはズンズン家の中に入ってきて…赤ちゃんを産みました。 うさぎ達を大切に世話するモリーおばさんですが、うさぎ達は次々に赤ちゃんを産んで…。 家中うさぎだらけ。どうにもならなくなって、でも、非情になれないおばさん。お話の最後まで「ありゃありゃ」と苦笑いでした。 文字が大きく、絵もタップリで、自分で「字の本」を読みたくなった子どもたちにピッタリの一冊でした。
投稿日:2022/08/25
動物好きの気のいいおばさんのおはなし。 とても大きな文字で書かれていて52ページです。なので、声に出して読んでも5分から10分くらいの長さだと思います。 絵で表現されている部分が大きいので、いわゆる<絵童話>という部類に入ると思います。(最近は「絵童話」って言わないかもせれません…) 増えて大きくなっていくうさぎに困るものの、かわいくて手放せないおばさんとうさぎのやり取りがテンポよく描かれていて面白いです。 【事務局注:このレビューは、1978年3月刊行 に寄せられたものです。】
投稿日:2016/02/16
ウサギを拾った、モリーおばさん。 何と、赤ちゃんを産み、どんどん手に負えなくなってしまいます。 子供にとっては、かわいいうさぎとドタバタする、楽しいお話だったようです。 でも、「ペットを飼う」ことに関して、少々神経質な私としては「自分で飼えなくなったら、よそがあるわ」という考えには、抵抗を感じました。
投稿日:2012/08/27
小学校1年生の長女は、 「ゆかいなゆかいなおはなしシリーズ」が大好きです。 そして、私も、大好きです。 ちょっとひねった笑いが大人も十分楽しめます。 ひとまねこざるシリーズやちびくろ・さんぼの翻訳者である 光吉夏弥さんが企画から参加されたと絵本ナビのページで知って納得。 本当にどれもゆかいなお話です。 もうすこしお値段が安かったら、 全巻揃えたいくらいなのになぁ(笑) 「うさぎがいっぱい」は 飼っているうさぎがどんどん赤ちゃんを産んで、 家中がうさぎだらけになって困ってしまうおばさんのお話。 困った困ったと言いながらも、 うれしそうなモリーおばさんがかわいい。 黒とオレンジの絵が、 ほんわか、やさしい雰囲気をつくっています。 【事務局注:このレビューは、1978年3月刊行 に寄せられたものです。】
投稿日:2011/11/25
ゆかいなゆかいなおはなしシリーズは、光吉夏弥さんの訳で良質な幼年童話が楽しめるので、息子と一緒に少しずつ読み進めているところです。 今回も笑ってしまいました。 このシリーズ、光吉さんのあとがきで、作者のことや作品の背景もわかり、それも魅力の一つです。 あとがきに「子どもたちには明るい健康な笑いを!」とあり、この気持ちに深く共感しました。 【事務局注:このレビューは、1978年3月刊行 に寄せられたものです。】 息子がいなければ、シリーズを楽しむということもなかったでしょうし、このシリーズを作ってくださった光吉さんと出版社の方々には感謝です。 このお話、一人暮らしのおばあさんのところに、一匹のうさぎがやってくるというだけではありません。 まるで、ねずみ算のように増えてしまうところがおもしろいです。 おばあさんも最初は喜んでいる節もありますしね。悲壮感はなく笑えます。 そして、ラストにも笑いました。人ってなかなか懲りないものかもしれませんね。
投稿日:2009/06/08
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