中国の昔話だそうです。
譚小勇という中国出身の方が再話されているのは納得ですが、
意外にもコラムニストの天野祐吉さんも関わってらっしゃいますね。
誠実な若夫婦が見つけたかめ(大きな入れ物)は、不思議なことに、
入れたものを100倍にしてしまうのです。
ところが、噂を知った欲張り地主に取り上げられ・・・。
小1をメインに読み聞かせたところ、地主が登場する前に、
「きっと、欲張りに取り上げられるで。」とひそひそ声が。
昔話のパターンの王道を行くお話しですね。
でもやはり、ギャフンと言わされるスケールはなかなかのもの。
子ども達の反応もよかったです。
そしてラスト、圧巻の100人のおとうさん!
これは、高齢化社会を暗示しているのか!と突っ込みを入れたくなります。
100人のおとうさんのその後も気になりますが、
裏表紙までよおく見ると、もしかして「きりなしはなし」?
それにしても、英訳の題名は『THE WONDERFUL JAR』。
なぜかうなってしまいました。