「おともだちカレー」 みんなの声

表紙の絵からしてカレーの匂いがしてきそうな絵本でした。美味しそうなカレーの匂いが漂っている表紙の絵にびっくりです！一人が大好きなうさこちゃんも本当はやっぱりお友達と遊ぶのが好きなんだと思いました。段々とお友達と遊ぶのにも慣れて自信がついていくと思いました。孫もカレーが大好きでお昼ご飯は、カレーライスを食べていました。やっぱり美味しいものはお友達みんなで食べると益々美味しいと思いました。

一人が好きなうさぎちゃん。
きつねくん、さるくん、たぬきくん、りすさんは、一考を案じ、
うさぎちゃんをかくれんぼに誘います。
うさぎちゃんが鬼になりますが、なかなか高度なかくれんぼですね。
読者も一緒に探しましょう。
そして、見つからなくて困っていたうさぎちゃんに、りすさんがいいアイデアを教えます。
それは、カレーを作ること。
おいしいそうなにおいに、みんなふらふらと出てきたという次第。
お料理というキーワードで、友情も深まったという訳です。
人に認めてもらうことの嬉しさが伝わってきます。
実は、カレーを作るシーンで、お鍋の中を指で擦ると、香料印刷でカレーの匂いがします。
ただ、かすかに、の程度ですので、あまり期待しない方がいいかもしれませんが、
わあ、すごい！を体感することはできそうです。

一人が好きなので、いつもひとりでいるうさぎちゃん。
そんなうさぎちゃんの所に、「かくれんぼしようよ」とりすちゃんやたぬきくんたちがやってきます。
おにになったうさぎちゃん、なかなかみんなのことが見つけられません。
そこでりすちゃんが、うさぎちゃんの耳に内緒話こしょこしょこしょ･･･。

こするとカレーの匂いのするページに、かくれんぼのページ。
さすがきむらゆういちさん！
子供たちが喜ぶこと間違いなしですね！！（＾＾）♪

きつねくんたちがみんなで一生懸命掘ってきてくれた野菜たち。
葉つきのニンジンがとってもおいしそうです♪
優しいお友達と一緒に食べるカレーは、
ちょっと引っ込み思案なうさぎちゃんの心もほっこりさせてくれました（＾＾）

みんなで仲良くカレーが食べたくなる本です。
２歳くらいからでも楽しめると思いますが、
幼稚園の年少さんくらいのお子さんにぴったりかなと思いました。

　内気なうさこちゃんに、何度も声をかけてくれる仲間たちが、やさしいなと思いました。
　
　カレーは誰がつくってもおいしいけれど、うさこちゃんが作ったカレーはどんな味なんでしょう。新鮮な野菜のカレーのにおいが、森にひろがっていきます。おいしい食事で、みんななかよくなれました。

　これからは、うさこちゃんも元気に友だちとあそべますね。あたたかく、ほっこりした絵に、なごみました

「ほら、カレーのにおいがするよ！」ってお友だちに教えてあげたくなる絵本。カレーライスはみんな大好きだから、「わぁ、ほんとだ！」って盛り上がりそうですね。

このお話の主人公のうさぎちゃんのように、ひとりでいることが好きな子でも、この本を本棚に持っているとお友だちと楽しい時間が過ごせそうです。

それにしても…カレーの匂いってどうしてこう、食欲をそそるんでしょうねえ。おいしいものは、ひとりで食べてもおいしいけど、誰かといっしょに食べるともっとおいしいですよね。うちの子がもう少し大きくなったら、食事の楽しさ、意味深さ…そんなことを教えてやりたいと思いました。