60才間近の母親が買ってきた絵本です。
母が言うには、昔の自分と重なるところがあったようで、胸にじんわりきたそうです。
実は絵本を読んで、私も同じように感じました。
なんでもミシンで作ってくれるお母ちゃん。
ジーパン、体操服、ちょっとおしゃれなカバン…でもどこか違って、ちょっとダサい。子どもながらに、そんなんイヤやとは言いづらい。
でもお父ちゃんが生きててくれたら良かったのに…言ってはいけない言葉を口にしたときのお母ちゃんの悲しそうな顔。
母親なりに一生懸命子どものためになんとかしてやろう、喜ばしてやりたい、そんな気持ちが理解できる年齢になったなぁと感じます。