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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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きょうというひ」 みんなの声

きょうというひ 作:荒井 良二
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2005年12月
ISBN:9784776401537
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 39
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39件見つかりました

  • 絵のトーンは決して重くはないのだけれど、今日という日に込めた少女の思いの緊迫感になんだか切実で重大な決意を感じます。
    それともこれまでしなければ許されないという、信仰?
    一日の幕開けに少女は、身構えた準備を始めました。
    眩しい雪景色の日差しの中で、少女が行ったのはロウソクに火を灯すこと。
    その火を絶やさずに広げていくために、少女は小さなかまくらを作り続けていきます。
    そのロウソクの灯が、少女の心の中に、生活の中に、人生の中に、拡がっていきます。
    そして少女は、その灯が消えないように祈り続けるのです。
    なんだか、荒井さんの絵本にしては思いテーマ。
    絵が重くないのが荒井さん流でしょうか。

    投稿日:2012/08/28

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  • 静かに読みたい一冊

    女の子は何の為に雪を集め、何のためにろうそくに灯をともすのか。
    震災後に読んだら、泣きそうになりました。
    ただ、他の人のレビューにもあったように大人の為の絵本だな、という感じがしました。
    何か考えたいときにはゆっきりと読んで、この本と静かに過ごすのもいいかもしれませんね。

    投稿日:2012/04/26

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  • クリスマスにおすすめ

    • うり89さん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    荒井良二さんの絵本、大好きです!
    芸術を勉強していた私にとって、絵本は、内容はもちろんですが絵もだいじ!小さいころから美しいものを見せることはとても大切だと思います。荒井さんの絵本はとても芸術性が高く、ついつい買ってしまいます。

    この本は大切な日の祈りがテーマです。
    さらっと読めるけど深い、とても素敵な作品です。

    うちの娘は12月22日が誕生日で、カトリックの幼稚園に通っていたのでクリスマスに祈る大切さを忘れないでいて欲しい、そんな願いを込めて読み聞かせています

    投稿日:2012/01/20

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  • 今日(2011.10.16)の読み聞かせで6歳の長女がリクエストしてきたのが荒井良二さんの『きょうというひ 』。

    数年前に私が最初みたときに静かながらもいつまでも消えないメッセージ性に心に震えを感じ即買い。その日のうちに長女に読み聞かせをしたのですが彼女の中に感じるものがなかったのか反応なし。

    それから数年の間、互いに読むことなく本棚にしまったままでした。が、数年ぶりに彼女の方からリクエスト。理由はとくには聞きませんでしたが何ともいえぬ感情がこみあげてきました。

    彼女は最初から最後まで静かに聞いてくれました。

    投稿日:2011/10/18

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  • 毎日を大切に

    • かよたさん
    • 20代
    • その他の方
    • 東京都

    この絵本で初めて荒井良二さんという方を知りました。
    スウェーデンの児童少年文学賞であるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した作家さんだそうです。

    きょうというひに少女が、雪で小さな家をたくさん作り、その中にロウソクをひとつひとつ灯していきます。
    そして、きえないように…きえないように…と祈ります。

    絵本というよりも詩集のようで、シンプルだけど言葉の響きがとても美しい本でした。
    ストーリー性があるわけではないので、それを期待して読んでしまうと物足りなさを感じてしまうと思います。
    『きえないように きえないように』という繰り返しが、頭の中にあるごちゃごちゃしたものたちをすぅっと消してくれるような、不思議な気分になります。
    毎日を大切に生きていきたい…そう思える絵本です。

    投稿日:2011/08/23

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  • おすすめ

    • アイババさん
    • 50代
    • じいじ・ばあば
    • 京都府
    • 女の子2歳

    孫へクリスマスの絵本を探して居るときに出会った本です。この本は絵本ではありますが、内容はちょっと難しいので大人向けかなーと思いました。文章が詩的で、静けさがあってクリスマスの聖なる夜に読むにぴったりの本です。とても気に入りました。お友達にもお勧めしたいと思います。

    投稿日:2010/12/01

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  • 私は好きですが、子供には難しいかも

    クリスマスの本なんでしょうね。雪にロウソクの灯り…。イラストがきれいです。

    「きょうというひ」が始まり、「きょうというひ」のために編んだセーター、帽子とマフラーを来て、少女は雪の中でロウソクの火を灯すための小さな家を作ります。そして、祈ります。「ちいさなあかりがきえないように…」、「きょうというひのいのりがきえないように…」と。

    ただ、物語にヤマ場があるわけではなく、劇的な終わりがあるわけでもありません。淡々と文章が続いていきます。なので、子供の反応はいまひとつ…。

    エンディングを含め、内容の捉え方はかなりの部分、読み手に委ねられているような気がします。物足りないと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、読んでいて、私は穏やかな雰囲気に包まれます。一方、ところどころに描かれている力強いイラストには、灯りを消さない、祈りを消さない…という力強いメッセージが隠されているような気もします。

    ゆっくりした日に、一人でじっくり読んでみたい本のひとつです。

    投稿日:2010/10/22

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  • 荒井良二さん

    荒井良二さんの作品だったのでこの絵本を選びました。表紙の蝋燭の炎の描き方がグラデーションになっていて素敵だなと思いました。蝋燭の明かりの芯になっている部分の色も本物の様で魅せられました。蝋燭の為に主人公が心を込めて家を造る場面がとても丁寧に描かれていて素敵でした。女の子の敬虔な気持ちが伝わってくる描き方はさすがだなと思いました。わたしも気持ちが凛としました。

    投稿日:2008/12/28

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  • 繰り返し読みたい一冊

    とにかく1日1日を大切に生きよう!と思わされる作品でした。
    淡々と詩のような文章が続き、独特な絵で語りかけてくる絵本です。
    人によって、その時の状況によって感じるところが大きく変わってきそうな魅力ある絵本です。
    子どもにはピンとこないかもしれないなぁ…と思いますが、優しい日本語が心地良く感じられるかもしれません。
    繰り返し読みたくなる1冊です。

    投稿日:2009/01/27

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  • 命の灯火

    とても静かに今日という日が消えないように、大切にしていきたい気持ちが伝わってきます。命の灯火が消えないように祈りが込められているように思いました。静かな雪の日に、絵がとても明るい色彩なので、命の強さを強調しているように思いました。明るく力強く今日一日を精一杯生きるように勇気づけてくれているようにも思えました。一日一日今日という日を悔いのないように生きたいと思いました。

    投稿日:2009/01/04

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