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だいふくもち」 みんなの声

だいふくもち 作・絵:田島 征三
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1977年
ISBN:9784834005240
評価スコア 4.32
評価ランキング 20,091
みんなの声 総数 52
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52件見つかりました

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  • はまります

    • あみむさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子11歳

    図書館でみつけたとき、「田島征三さんのだからおもしろいだろう」って借りてみたら…すっかりはまってしまいました。
    何度も何度も…もう買ったほうがいいだろう、ってくらい借りています。

    だいふくもちがこんまいだいふくもちを産むシーン、すごい!
    ごさくがしなびていくシーンも、すごい!!
    全体的に渋いイラストなんですが、だいふくもちの世界に引きずり込まれる力強さがあります。

    そして文章がまたとってもよくって。
    毎回声に出して読んでしまいます。声に出しててきもちがいいんです。
    6年生の息子も、何度も聞いてますけど、やっぱりおもしろいそうです。

    面白いんだけど、不思議で、不気味で、色々考えちゃうお話なので、読み聞かせをするのなら高学年向きかも。
    中学生にもいいと思います。
    (もちろん小さい子は小さい子として、楽しめると思います。)

    投稿日:2011/12/28

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  • 土佐弁と絵の泥臭さがとても素晴らしい

    「だいふくもち」という素朴な題ですが、表紙の絵の泥臭さと田島征三さんの作品ならば何かやってくれるだろうと期待感をもって読んでみたら…。
    3百年も眠っていただいふくもちが、小豆をくれろというので与えてみたら次々こんまいだいふくもちを生み出して、ごさくは大金持ちに…。
    話の展開はさておいて、この方言の口当たりがとても良いのです。
    読んでいて気持ちが入ってきます。
    欲張ったごさくが、無理に小豆をあたえたらだいふくもちは干からびてしまいましたが、それとともにごさくも消えてしまいます。
    よく考えると少し不気味な終わり方。
    話の内容も泥臭くて、印象に残りました。

    投稿日:2011/05/08

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    1
  • ニートの栄枯盛衰

    仕事をせずに暮らしていた、いい年こいた成年男子が、妙な大福もちと出会って大金持ちになる話。

    1976年刊行。
    大胆で迫力がある絵によく似合う、大胆不敵なニートのおっさん。「これといってしごともせずに」どうやって生きてこられたのか不明だが、運は強かったらしい。
    妙な展開で運が開けて、大金持ちになる「わらしべ長者」的な話だが、最後は(ネタバレですが)強欲の為に破滅する。なんとも激しい人生だと思った。

    日本版、「金の卵を産むガチョウ」。
    運が向いて来た時に、どういう行動をするか、儲かったお金を何に使うか、その生活の中で何を学ぶか…人間としてどう生きたら幸せだろうか、ということを考えさせられる。
    主人公がやらかしたことは、多かれ少なかれ、誰にでもその可能性があることであり、私も自分が同じような状況に置かれたら、欲が際限なく膨らんで、バカなことをやってしまいそうだと思った。
    最後の場面(一代で築き上げた家や蔵が、壊れていく)を見て、普段の行動の結果がどういうものであるかが、わかって恐ろしかった。

    宝くじを大当たりさせた後、お金の使い方を間違って、破滅していくこともあるという。
    普段から真面目に働いていたら、そんなひどい結末にはならなかった。
    でも、まじめにコツコツ働いていたら、物語にはならないよなあ。現実生活は、物語として面白くない方が、私は安心・安全で素敵な人生だと思った。

    投稿日:2024/01/24

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  • 段々とおもしろくなる

    ごさくという貧乏な男のお話です。

    仕事もせず毎日ぐうたらしていたある日

    「ごさく」

    誰かが呼ぶので渋々外へ行ったら

    誰もいない。

    また呼ばれたから探してみたら

    なんと床下から声がして大福もちがいました。

    この大福もち300年何も食べてなく

    あずきを食わせろと騒ぎます。

    ためしにあずきを食べさせたら

    小さな大福もちをいくつも産みました。

    おいしそうでたくさん食べましたが

    こんなに出てくるなら

    商売にしよう!とたくらみました。

    最初はうまくいってたんですけどね。

    お話が終わりに近づいてくると

    どんどんとおもしろくなっていき、

    最後はえーーー!!ってなります。

    それにしてもおいしそうです。

    食べたいな、ごさくもち。

    投稿日:2023/03/29

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  • 欲を出すと

    田島征三さんの作品ということで、読むのが楽しみでした。
    ぐうたらに暮らすごさくの家に、口をきくだいふくもちが住み着きます。
    次々と生まれるだいふくもち。
    だいふくもちのおかげで裕福になるごさくですが、欲を出すと、怖い結末が待っていますね。
    味のある方言と、質感のある絵で、お話に吸い込まれました。
    何度読んでも楽しめます。

    投稿日:2020/03/12

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  • 面白さのほうに夢中になって

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    最初は方言で書かれていて読みにくかったのですが、
    いつの間にか気にならなくなっていました。
    お話の面白さのほうに夢中になって
    方言が気にならなくなったのか、
    方言になれたのかわかりませんが。

    面白いけれど、最後が少し怖くて、
    絵の感じも含め、まるで昔話のようでした。

    投稿日:2020/02/12

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  • オチがこわい

    ごさくはもともとはたらかないのでかんがえることあやしいんですよねそしたらもっともちうめとおれをはたらかずしてもっとかねもちにしてくれとそしてあずきをねがばあってのせるんですよ、そして次のページがこわいですねぇ。

    投稿日:2019/12/22

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  • 忘れられない一冊

    こどものともの毎月の配本で、我が家にやってきた絵本でした。
    二人の子どもの毎晩の読書タイムにも、たびたび登場してボロボロになった本です。
    方言が、味わいがあって読むのが楽しかったです
    どんどん湧き出てくるだいふくもちが面白く、人間の愚かさをしみじみと感じる絵本でしたが、子供はただただ、面白かったみたいです。

    投稿日:2016/08/27

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  • こんまい大福餅

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子18歳、女の子12歳

    どこかSFのような昔話、大好きです。しかも和菓子好きの私は、こんまい大福餅が次々生まれてくる場面が、かなりうらやましいです。
    娘は最後の、いくつも並んだ蔵の壁にひびが入り風が吹き荒れている絵が、怖いと言っていました。
    土佐の言葉が上手に読めるようになったら、いつか読み聞かせボランティアでも披露してみたいと思います。

    投稿日:2015/06/17

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  • 不思議なお話

    不思議な小さい物体とごさくの掛け合いが面白かったです。

    途中不思議な物体があすきを欲しがってもちを食べました。
    その食べる様子がおいしそうに誰かが作っているような様子です。

    ごさくがだんだん裕福になっていくけど欲が出てうまくいかなくなる。
    そのしなびた様子がとっても見事な絵です。
    この言いようのない絵が子供には衝撃的だったようです。
    「死んじゃったのかな?」って子供は気にしていましたが、どうなったのかは誰にもわからない。
    「きっと消えちゃったのかもね」と答えに困ってしまいました。

    投稿日:2015/05/19

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