この本が届いた時は魅力を感じなかったのか、我が子は見向きもしませんでした。
無理に読んでも仕方ないと思い、本棚にしまってあったのですが、ちょうど昨日、大福餅を食べたので、読んでみると、目を輝かせて『もう1回!!』と言ってきました。
洋菓子より和菓子が好きな息子です。
怠け者のごさくと、ごさくの家に三百年も住み着いているという大福餅のお話です。
三百年も何も食べてないという その大福餅が、腹が減って仕方がないと言うので、
ごさくは 渋々、小豆をもらってきて、大福餅の上にのせてみた。
すると、ぺしゃんこだった大福餅は・・・もっくり むっくり 中の小豆を美味そうに噛んでいるようだったが、そのうち、ぽこんと こんまい 大福餅を次々とうんだ。
その こんまい もちの うまいことったら・・・。
ごさくは、その餅で商売を始めるのだが、欲を出しすぎて。。。
泥絵具というものを使って描いたというその絵は、色調も暗く、決してかわいいとは言い難いですが、我が子は この力強い絵と、美味そうな大福餅に魅了されていたようです。
ハッピーエンドではないですが、考えさせられる絵本です。
楽して儲ける・・・なんて、やっぱりあまいですね