大好きな柏葉さんの新作です。といってもこの本は2012年の7月に出版されていましたけど。
イラストはよく柏葉さんと組まれる児島なおみさんでした。
バクの夢姫の話し方が面白かったです。
柏葉さんのお話は、ごくごく普通の町やら家など見なれた当たり前の場所から、まるでエレベーターで別の階に連れて行かれるみたいにスーッとすごく自然に異次元のファンタジーな世界に連れて行ってくれるお話が多いです。
そして登場するキャラクターたちが個性的なのにアクは強すぎず、昔からの旧友のようにすとんと、こちら側(読み手)の心の中に入ってきます。
この本は192ページです。
漢字は多く使ってありますが、読み仮名のルビも降ってあるし、行間がい感じのスペース空いているので、とても読みやすいです。
主人公の「五月(さつき)」が小学校の5年生という設定なので、そのくらいのお子さんたちにお薦めすると、一番共感できるかもしれません。