水に映ったお月さま・・・子どもならきっと1度はとってみたいなあ、と思うことでしょうね。空に浮かんだ月も同様に、「お月さまにふれてみたい」という子どもの願いを描いた絵本はたくさんありますが、たいていの場合、手が届かなかったり、手のひらにすくったはずが、こぼれ落ちてしまったり・・・。チョウスケのように、桶の中に入れて、“ 本当につかまえてしまう”というお話は、案外少ないのではないしょうか?家の前まで持ってきて、“2つのお月さま”を並べてお月見をする、というのが、なんともかわいらしいですね。娘は、チョウスケが桶を持ちながら転んでしまう場面で、「足のおつめが長すぎるから、転んじゃったんだよ」と言ったり、桶の中に入ろうとしているカエルを見て、「だめだよ、お月さまが、消えちゃうよ。お月さまは、ふわふわだから」と、言ってみたり・・・娘の感想を聞くのも、同じくらい楽しいです!