ハンセン病とたたかってきた森元美代治さんと奥さんの
美恵子さんをモデルにした物語です。
東京で暮らしていた時、私は、全生園も知っていたのですが
詳しいことは全く知らずに過ごしてきてしまいました。
この本を読んで、あらためて、ハンセン病になってしまった
方々の、病気との闘い、差別との闘いに触れ、とても苦しく
なりました。おつらかっただろうな・・というひと言では
片付けることなど決してできないのですけれど、本当に
おつらかっただろうな、と思います。
娘は、赤ちゃんの頃からこども病院通いをしていますので、
重い病気や障がいなどとはわりと近しい位置にいますが、
おそらくハンセン病、という病気のことは全く知らないと
思います。機会をみつけて娘にも読んでもらいたいなあと
思いました。