「王さまめいたんてい」 みんなの声

絵もすべて新しくなった、王さま新絵本シリーズ。
短めのお話一つがまるまる一冊の絵本に。
小さいころ大好きだった王さまの世界、
今から新しいものがみれるなんて感慨深いですね。
絵本を描かれたのは和歌山静子さん。
そうです、王さまといえば和歌山さんの絵でなきゃ。
力強い線で描かれた、ふっくら可愛い、あの絵。
白黒の小さめ挿絵で楽しんだ世代としては
どのページも見開きでカラー絵なんて、贅沢です！
絵が増えたことで、嬉しいことに
小さなわが子にも王さまの読み聞かせができるようにもなりました。

本作では王さまの穴だらけのメイ探偵ぶり、親子で楽しめます。
誤字だらけの手紙がドーン、
最後のどこか奔放なシーンにも見開きなど、
絵にスペースのとれる絵本ならでは。
そのニワトリと歩く王さまの姿に苦笑、
きっとこりゃだめだねー。
このお話に限らず 、王さまってまわりに迷惑ばかりかけています、
偉そうだし、不勉強だし、のん気すぎる。
でもでも・・・、そんな呆れちゃう王さまが、
子どものころの自分のどこかと、実はぴったり重なるようでした。
ちっとも憎めない。
小さな私は、王さまのトンデモ行動を楽しみながら、
いつだって気ままな王さまに、共感し安心していたのです。

子どもに絵本を読む中で、
久々の王さまと、間近で会えるようになりました。
お話を絵本でゆっくりなぞっていると、
時折ピョッコリと、あの頃の小さな私が顔を出す気がします。
彼女も新しい王さまが見たくてたまらないのですね。
子どもには愉快な友人と引き合わせて紹介する気分。
自分にとっては嬉しい再会。
また会いましょう、次はなんのお話ですか。
絵本化、ぜひたくさんの作品を出し続けてほしいです。

３歳の息子とよみました
まだ理解できてないと思いますが。。。
難しいから途中で読むのやめる？と聞いたら
読んだものは、最後まで読む！
といってまじめに聞いてました（笑）
可愛い王様ですね
ちゃんとお勉強しないと大臣にはバレバレでしたね

なんて可愛い王さまなんでしょう！

王さまは勉強をさぼってばかりで大臣にしかられてばかりいるので、自ら事件を起こし解決することで、大臣の鼻を明かそうとしますが。。。

犯人になりすまして王さまが書いた手紙が誤字だらけでビックリ！
城を白と書いてしまったり、ひらがなも間違えてるし（笑）

この平和な様子をみていると、さほど勉強しなくても国は大丈夫な気がしますが、やっぱり王さまたるものちゃんと勉強してもらわないとね！

それにしても無邪気で可愛い王さまです。

いばりんぼうでちょっとクセのある王様。
周りの人は困りますが王様だから言えない事も多い。
今回もあれまあということばかりするのですが
なんとなくおちゃめねえ、と許してしまいます。。
勢いのある力強い絵が魅力ですね。

王さまは、いつも考えている〜いろんなこと。
楽しいことが大好きで、おいしい物が大好きで、そのために、いつもうまくやろうと思っている。
だけど、しっぱいばかり〜いつもばればれ〜そのたびに、大臣に怒られているのに、懲りない王さま〜
今回も、「頭が良いところを見せよう」と名探偵になりすまそうとするけれど、王さまの書いた「犯人からの手紙」のおそまつなこと〜
大人は、「おやおや〜」　子どもは「王さまダメじゃん」と言いながら、自分の間違いをごまかしていたりして・・・
その後も、おやおや・あらあら〜が続きます。
最後は、ちょっぴり反省するけれど、やっぱり懲りない王さま〜でも大好き！

王さまシリーズは、他にも２冊読んだことがあります。
勉強ができない王様は、賢いと大臣に思わせたくて、名探偵になろうとわざと事件を起こします。犯人からの手紙を書きますが、めちゃくちゃな手紙になっていました。そこが面白かったです。
最後、「王様が犯人だ！」と大臣が名探偵になったところがかっこ良かったです。

勉強が嫌いな王さまの姿は
子どもたちとぴったり重なり、
そして、漢字を間違えて書いたりするところも
自分と重ね合わせて共感できる部分ですね。
読み物の王さまだと、それこそ勉強嫌いな子どもは
読まないかも知れないので、
絵本になってくれたことはとてもうれしい！
よりたくさんの子どもたちが新しい王さまに
であって、そして、読み物の楽しい世界へも
旅してみてくれたらうれしいと思います。
和歌山静子さんの絵も昔のままで安心しました！

王様は名探偵というか、嘘をついたらいけませんね。けれども、この王様のすることはなぜか許せてしまう。そんな、可愛らしい王様なのですね、本当は。こんな王様が本当にいたら、きっと楽しいことでしょう。でも、周りの人は苦労しそうですね。

この絵本の王さま，何歳くらいなのでしょうか？
子供が考えそうなことを考えやってみる王さまに読み手の子供達は親近感を覚え共感しながら読むでしょうね！
王さまが書いた手紙，「にんぎょう」が「にんぎう」になっているし，「城」を「白」だと本当に思っていたり，その手紙を読んだだいじんの言葉，随所随所に笑うところがあり楽しかったです。
最後は，勉強をしようという気持ちになった王さまにあっぱれ！でした。
この絵本を読んだ子供達も，王さまみたいにならないようにちゃんと勉強しよう〜と思ってくれると願いつつ（笑）。
面白いお話で子供も大人も楽しめる絵本だと思います。

　王冠をかぶって、りっぱなガウンを着ている王様が、リュックで自転車にのっているのが、ほほえましいです。
　勉強がきらいな王様は、じけんを解決するめいたんていになるのですが、「名」ではなくて、「迷」たんていのようですね、、、。

　太い線で描かれた絵に、ほっこりします。あたたかくて、いきいきしています。王様たちの会話が、きこえてきそうな文章も楽しかったです。

　おさわがせな王様ですが、憎めないですね