3歳の息子と、5歳の娘と一緒に読みました。娘たちにとっては、はじめての「かさじぞう」のお話。表紙に並ぶお地蔵さんを見て、「なにこれ?」とその存在さえ知りませんでした。確かに近所にはないけど、そうか知らなかったかとショックでした。ここで出会えて感謝です。
読み始めるとやさしい表情のお地蔵さんに夢中。お地蔵様におじいさんが手を合わせる場面では「なんで手を合わせるの?」と、興味津々です。
まだ、お正月に食べる物がないほどの貧しさや、作った笠が売れない悲しさは理解できない娘たちも、おじいさんとおばあさんのやさしさは十分理解できたようです。「おじいちゃんも寒いのにね」とぽつり。
お地蔵さんたちが、せっせとおじいさんの家へお宝を運ぶ場面では、「あー」と声を上げてうれしそうにしていました。最後にお地蔵さんたちがニッコリ笑って並ぶシーンもお気に入りです。