クマの子どもたち三兄弟が言います。
「もう ごはん ごちそうさま。 アイスクリームが たべたい」
すると、お母さんにダメだと言われました。
そして、こうも言われました。
お腹が空いて目覚めないように、春までぐっすり眠れるように、ご飯をいっぱい食べなさい。
クマの家族は冬眠の準備をしているのです。
ご飯をたっぷり食べたら、歯を磨いてトイレに行ってパジャマに着替えて。
さあ、あったかいお布団にくるまって、春までぐっすり眠りましょう。
でも、冬って、どんなところなのかしら?
クマの子どもたちが想像する冬は、甘くておいしくてお腹いっぱいで。
そんな冬だったら、何度も目覚めていいですね!
静かに始まるお話ですが、静かなままでは終わりません。
遊び心満載の、夢があふれる絵本です。