真っ黒な表紙に浮かぶしゃもじいさんの顔が、私の気持ちをくすぐりました。
でも、内容はユニーク本の部類というよりは、大真面目なストーリーです。
古くなったしゃもじいさんは、同じく古くなって使われなくなった道具たちと途方にくれます。
しかしお寺で治してもらうことになります。
私もそうですが、修理するよりも新しいのを買ったほうが安いという昨今、
なかなか物を大切に使う機会がなくなってるような気がします。
古くなったものでも大切に使うという気持ちが
この本で子供たちの中に少しでも残るといいなあーと思います。