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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

黒ねこのおきゃくさま」 みんなの声

黒ねこのおきゃくさま 作:ルース・エインズワース
絵:山内 ふじ江
訳:荒このみ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1999年10月
ISBN:9784834015843
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 21
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21件見つかりました

  • 黒ねこ≠ェ昔飼っていた猫に思えて・・・

    • 豆乃さん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 東京都

    「飼っていた」と言っても、私のばあばが飼っていた黒猫なんですけど・・・。
    とても長生きしたのですが、17年生きてあっちの世界にいってしまったんです。
    そして、大好きなこの本に出てくる黒ねこ≠ノ、ばあばの黒ねこを透かし、思い出しては「ほろり」と来てしまいます。
    そう考えると、この黒ねこ≠ェ今まで以上に可愛く思えてくるのです。

    物語自体はとても愛らしいお話で、それに山内ふじ江さんの素的な絵も加わり、自分でじっくり読むのにも向いていると思います。

    今の世の中、暖かい心を持ったおじいさんの様な人は必要だと思います。
    「こんなおじいさんの様に生きたいな!」そんな子ども達の声が聞こえたら嬉しいですね^^

    投稿日:2010/06/04

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  • 両手にあるものを全て

     キリスト教圏のお話しながら、はじめに頭に浮かんだのが「慈悲」でした。
     見返りを期待しない。
     傾ける愛。
     今自分にできる精一杯の事をする。
     いつくしみ、あわれむ心。
     まあ、勝手ながら、「慈悲」も「アガペー」も通ずるものがあると解釈しています。

     貧しいおじいさんの家に、お腹を空かせ寒さに凍えたねこが。
     暮らし向きがぎりぎりの様子のおじいさんですが、ミルクを与えバンを与え、…。

     弱々しく可愛らしいちいちゃな命に、目を細める思いで読んでいましたが、もっともっととねだる恐ろしい食欲に妖気すら感じる不気味さも覚えました。
     いっぽう、明日のおじいさんは、どうするのかと気がかりでした。

     右手に自分のものを確保しつつ、左手で施しをするのでは無く、両手にあるものを全てこのねこに与えます。

     なんて心地がいいんだろう。
     なんてしずかな気持ちだろう。
     なんて心がいっぱいなんだろう。
     
     おなかがぺこぺこなことを忘れてつぶやくおじいさんのこの言葉に、「愛の実践」の充実感が伝わってきます。

     ラストの奇蹟は、黒猫という“試練“を遣わした神の存在の証明でしょうか。
     
     山内先生の絵が、子猫のリアルな描写と、見えぬものの有り難い存在を感じさせてくれる素晴らしい絵でした。

    投稿日:2010/04/18

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  • 「マーロンおばさん」と同じ雰囲気

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    読み終わって、「マーロンおばさん」と、同じ雰囲気を持っている作品だな、思いました。
    作家の住んでいる地域が近いのでしょうか?後、神様への信仰心とか、そういうものが作品の中に色濃く出ているような気がします。

    黒ねこがとても可愛いです。
    ねことおじいさんの会話が淡々と続くだけなのですが、読み終えた後、胸にジーンと残るものがあります。
    寒い日の話なので、読んであげるのは、冬の方が盛り上がりそうですね。

    投稿日:2010/02/26

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  • 心温まる

    エインズワースのお話は心温まるものが多いし、表紙の絵も雰囲気がありよさそうに思えたので、前から読んでみたいと思っていました。

    結末は昔話風だなあと思いました。

    最初は、一人暮らしで寂しく暮らしていたおじいさんの暮らしぶりがかわいそうに思えました。黒猫を放っておけなくて親切にする辺りは人の良さがうかがえます。

    こういうのを無償の愛というのでしょうか。

    ほのぼのとしていて、冬のお話ですが心が温かくなります。

    投稿日:2009/11/12

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  • とっても心温まるお話

    とっても心温まるお話で、
    これぞ無償の愛だあ!!といえるお話でした。
    たまたま我が家ではクリスマスシーズンに読んだのですが、
    その時期に読んで良かった!
    イエスの心をもったようなおじいさんだなあ。。。と感じちゃいました。

    毎日食べることさえままならない貧しいおじいさん。
    でも毎週土曜日だけは、お肉とミルクを食べるようにしていて、
    それをとても楽しみにしています。
    そこへみずぼらしく痩せた黒ねこがやってきて…

    おじいさんはどうなってしまうのか?と不安になり、
    この黒ねこはなんだったのか?と疑問が残ったり…
    でも最後の展開にほっとしたり、と読み応えたっぷりだったようです。

    絵本全体が、昔話のような雰囲気があるので、親としても安心して読める作品の1つでした。
    分量的には少し多めなので、童話の入門としてもぴったりかなあと思います♪
    寒い冬の時期におすすめの作品です。

    投稿日:2009/01/14

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  • うんと寒い日に読みたい

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子16歳、女の子8歳

    迷い込んだ黒猫とおじいさんの心温まるお話。山内ふじ江さんの絵も秀逸です。今まで飼った猫たちのなかでも黒猫は、賢かったし、何か少し違った気がしています。不思議な力を持っていたような気もするし、何かの使いだったような気もするし・・・。その猫たちを思い出させるこの本、娘のお気に入りです。

    投稿日:2008/01/20

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  • くろねこはどこへ・・・

    貧乏なおじいさんとやせたくろねこの心温まる
    お話でした。
    貧乏なおじいさんは自分の食べる分が無くなるまで
    くろねこに食べ物を与えます。

    なんだか親の愛を感じてしまいました。
    「自分の分がなくなるのにね。」と子供達は
    言ってましたが最後には・・・

    ハッピーエンドでよかったです。
    子供達にも色々な愛情を感じてもらえたんじゃないかと
    思ういい本でした。

    投稿日:2007/11/20

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  • おじいさんの優しさ

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    2月22日はねこの日だそうで、この時期、学校図書室の一角に、司書の先生がねこ関連の本のディスプレイをして下さっていました。その中で見つけた一冊です。
    黒ねこというとなんとなく不気味なイメージですが(私には)、「こすずめのぼうけん」のルース・エインズワースが書いた話というのに引かれ、借りてみました。

    読み終わってみて、大満足です。親子で、おじいさんの不思議な体験を共有することができました。

    このお話にぴったりの、山内さんの絵がすばらしいです。その時々のねこの表情も、本物のねこのようでおいそれしました。山内さんご自身、きっと、ねこが大好きなのでしょうね。

    心にぽっとあかりがともるような、温かいぬくもりを感じる絵本です。

    投稿日:2007/02/14

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  • 黒ねこは、なんだったのかな?

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    娘が小学生の時に、読み終わって言った言葉です。
    「くろねこは、魔法使いだったのかな?」

    いい事をしたから、いい事が返ってきたという、
    単純な話ではなく、老人の孤独から来る優しさや、本当の豊かさを、
    感じてくれたらと思いました。

    「黒ねこは、いなくなってしまったけど、おじいさんはいつまでも、
    あたたかい気持ちになったよね」
    娘はそういいました。
    読み終わって、あたたかさを分けてもらえる絵本です。

    投稿日:2006/07/20

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  • おじいさんの優しさ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    寒い冬の晩、貧しいおじいさんのところに
    痩せてびしょぬれになった黒ねこがやってきます。
    哀れな泣き声と様子に、おじいさんは少ない食べ物の中から
    少しずつ分けてやり、まきをくべて暖かくしてやり、
    ついには自分の文を全て分け与えてしまうのです。
    十分なおもてなしですっかり毛並みもよくなった黒ねこが
    明朝帰って行った後の奇跡・・・。
    おじいさんの優しさに、次男も心打たれたようです。
    エインズワースの絵が情景に共鳴して素敵な趣です。
    黒ねこの表情も丁寧に描かれています。
    この黒ねこって一体何者なんでしょうか。

    投稿日:2006/04/05

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